セルフヘルプグループ(自主グループ)の組織の問題点「利用主義」及び「第二世代問題」

 28, 2014 05:00
 育成会の組織は今曲がり角にある。
 こうした団体の難しさは、共通したところがある。

 岡知史(2010)『セルフヘルプグループ(自主グループ)の組織としての5つの問題点』という、『講演記録』は、大変参考になる指摘をしている。
 今回で、第36回目の引用である。

 次に、組織上の問題について、「利用主義」と「第二世代問題」があると述べる。



【引用はじめ】

岡知史(2010) 『セルフヘルプグループ(自主グループ)の組織としての5つの問題点』
(島根県立大学短期大学部第8回現代GPフォーラム講演会記録)
http://pweb.sophia.ac.jp/oka/papers/2010/shimane/

★ まとめ

 それから会員の「利用主義」ですけれども、会員はグループを利用するだけ、ということですね。
 自分から何かをするということがない。
 一部の世話役に、おんぶにだっこで、こういう会員が増えてくると、セルフヘルプグループは発展しないで停滞してしまいますね。

 それから「第二世代問題」というのは、ある程度、グループの活動が進んでくると、いっしょにグループを立ち上げたのではないという人たちが、入ってきます。
 そういう人たちが、さっき申し上げた利用主義みたいなものをもっているわけですね。
 それは、いっしょにグループを作り上げた第一世代とは違って、第二世代というのは、グループの組織のことを知らないということが、大きな原因ではないかと申し上げました。

 (続く)

【引用おわり】



 「利用主義」というのは、会費分だけ元を取ろうとする姿勢である。人任せで自ら何かしようしせず、自分の都合ばかりで動く。何か得になることがなければ、参加しようとしない。

 「第二世代問題」は、第一世代が組織立ち上げで苦労したことをほとんど知らない。その苦労も理解しようとしない。組織成り立ちがわからないことによって、組織の位置付けや重要性を考えない。世代間に行き違いができてしまう。互いの理解の違いがだんだんと亀裂につながってしまう。

(ケー)
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