第二世代の問題、会員の利用主義の問題、孤立したリーダーの問題

 19, 2014 05:00
 親の会の問題には、3つの問題があると述べられてきた。
 それは、第二世代の問題、会員の利用主義の問題、孤立したリーダーの問題だった。
 育成会にしても同様の問題が生じている。
 そんな問題意識から、岡知史(2010)『セルフヘルプグループ(自主グループ)の組織としての5つの問題点』という、『講演記録』を引用し続けている。
 その第26回目。



【引用はじめ】

岡知史(2010) 『セルフヘルプグループ(自主グループ)の組織としての5つの問題点』
(島根県立大学短期大学部第8回現代GPフォーラム講演会記録)
http://pweb.sophia.ac.jp/oka/papers/2010/shimane/

★ 会員が会のことを理解していない

 ちょっと話をもどしますと、これまで話した3つの問題ですね、
 第二世代の問題、あるいは、会員の利用主義の問題、それから、最初にお話しした、孤立したリーダーの問題と。
 これは、 すべて同じことが根本にあるのではないか と、私は考えているんですね。
 それは、 会員が会のことを理解していないから、こういう結果になるのではないか と思うのですね。
 会のことを理解していないから、「お金を払ったら、当然、会のことを利用できるはずだ」と考える、利用主義も「最近の若い人は自分勝手だから」というような理由ではなくて、会のことについてよくわかっていないから、という理由じゃないかと思うのですね。

 第二世代の問題も、会がある程度できあがってから後に、会に入ってきた人というのは、どんなふうに会ができあがってきたのか、知らないわけでしょ。
 第一世代というのは、いっしょに会をゼロから作り上げてきた人たちですから、たとえば、会費をいくらにしたらいいか、なんていうのも、話し合って決めた世代でしょ。
 だから、会の活動があって、その必要があって、それだけのお金が必要だとわかっているわけですよね。

 ところが、第二世代の人たちは、「会費は、ハイいくら」ということしか聞いていないから、じゃあ、会費を払った分、もとをとらなくちゃ損だというような発想になってしまうわけですね。
 この孤立したリーダーの話も同じで、あとから入ってきた人が、みんな利用主義だったら、当然リーダーは孤立してしまうわけですよ。
 リーダーが、いろいろボランティアとしてサービスをして、あとの会員は、みんな「やってもらう人」みたいに「おんぶにだっこ」という感じで依存してしまうわけですね。

 (続く)

【引用おわり】



 以上のように、3つの問題には共通性がある。
 第二世代、利用主義、孤立するリーダーの問題は、会員の会に対する理解が不足しているからだ。
 親の会について、よく理解してもらうといったことがなされていないことも確かだ。
 省略されたままになっていた。
 このへんの手続きがおろそかになっていたことは確かである。
 今はこうしたことをやっていかなければならないのだろう。
 会が持続できるようにするためにも大切なことである。
 でも、なかなか煩雑なことである。
 以前だと、あの人がいいよと言ったから入ってくれた。
 信頼している親しい関係があればこそである。
 こうしたつながりのある人が少ないことが、そもそもの原因でもある。
 人から人へとネットワークを広げる手立てを考える必要がある。

(ケー)
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