グループの内情を話すことの難しさ

 08, 2014 05:00
 このままの状況が続けば、育成会は徐々に衰退してゆく。
 それを防ぎ維持発展するにはどうするか。
 その参考のために、岡知史(2010)『セルフヘルプグループ(自主グループ)の組織としての5つの問題点』という、『講演記録』を引用し続けている。
 その第15回目。

 グループの内情について、赤裸々に人前で言うことがさらに問題を悪化させる心配がある。
 それをどう考えるか。
 以下がその見解である。
 


【引用はじめ】

岡知史(2010) 『セルフヘルプグループ(自主グループ)の組織としての5つの問題点』
(島根県立大学短期大学部第8回現代GPフォーラム講演会記録)
http://pweb.sophia.ac.jp/oka/papers/2010/shimane/

★ グループの内情を話せるか

 じゃあ、また、そこで問題です。
 あるセルフヘルプグループのリーダーは、書籍で他のグループの成功事例を読んでは自分たちとの落差を思い、行政関係者の前ではグループの内情を隠す必要性を感じ、グループ同士の交流会でもグループの悩みを話せません。
 どうしたらいいと思いますか。
 じゃあ、また隣同士で話し合ってもらえますか。
 では、どうぞ。
________________________________________
 はい、いかがだったでしょうか。
 どうしたら、いいんでしょうね。
 私が提案したいのはですね、これなんですね。
 セルフヘルプグループのセルフヘルプグループ。
 「なんだ、さっきと同じじゃないか。セルフヘルプグループの交流会でも、グループのかかえている問題について、話せないんじゃなかったのかな?」と、
 そこまで考えてくだされば、もう私の話をしっかりと聞いてくださっているということで感謝ですね。
 実は、グループの交流会と、このセルフヘルプグループのセルフヘルプグループとは違うんです。
どう違うかというと、グループの交流会では、メンバーは会の代表として話すわけですね。
 本日の午前中のような会ですね。
 話すかたは、会を代表して話されているわけです。
 ですから、会としての問題といっても、会の代表として話すわけですから、当然、たとえば「うちの会長は、ぜんぜん他の人の声に耳を傾けてくれないんです」という話にはならないわけですよ。

 (続く)

【引用おわり】



 グループの内情を具体的に話せる場をつくる。
 隠し立てをしなければならない状況ではいつまでたっても問題は先送りになってしまう。
 互いに遠慮していては、抜本的な動きができない。
 自分たちのグループの集まりだけではいろんなしがらみがあって動きづらい。
 他のグループの人と話すことで参考になることも多い。
 別の視点を教えてくれる。
 他のグループと組織運営上の問題を隠し立てなく話す場が必要である。
 
(ケー)
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