知的障がいのある高齢者の地域生活の可能性

 23, 2014 05:22
 知的障がい者の高齢化について、以下の論文を取り上げている。
 その第20回目。
 2001年に書かれた論文だから、10年以上前のものである。
 障がい者制度改革が目まぐるしく変わってきたので、当時を先取りした論文といえる。

 引用にあたっては、著者には失礼と思ったが、趣旨を変えない程度に直している。
 次のような文章の直しをした。
 1 修飾語が多かったので、省略した部分がある。
 2 文章が長かったので、短文化した。
 3 「~と思われる」といった推測語を断定語に変えたところがある。
 4 読みやすいように一文ごと段落で区切った。

 ひょっとすると、著者にとって不本意だろう。
 それよりも、ブログ読者にとってわかりやすくしたかったからである。
 ご理解のほどを。正確性よりも、わかりやすさを優先させた。
 そういう意味で、その責は本ブロガーにある。


【引用元】
美作女子大学・美作女子大学短期大学部紀要 2001,Vol.46,1~15
知的障害者高齢化問題の新たな展開(II)
A New Development of Service Programs for Aged Persons with Intellectual Disabilities (II)
滝 本 豪 徳


【引用はじめ】

8.この時期の地域生活の可能性

 知的障害のある人で65歳以上であってもまだ地域で生活をする可能性はある。
 実際に65歳をすぎて地域生活をしている人たちが多く存在している。
 その中には家族,地域の人たちから支援をうけてすこやかに老いを迎えている人も少なくない。
 また地域で生活をしているが、いろいろと生活面で不自由をしていてかつほとんど公的支援を受けていない人も多く存在する。
 そしてその実態の解明はまったくと言っていいほどなされていない。
 こうした地域生活をしている人たちの場合を含めて、65歳以上の知的障害者実態調査の必要性は大きい。
 また以上の例とはことなるが,一般的に痴呆になってもグループホームを利用することで治療効果のあがっている例が一般高齢者の場合で多く指摘されている。
 65歳以上で痴呆になった知的障害の人であってもその可能性は十分にある。

【引用おわり】



 高齢化した知的障がい者が地域でいかに生活できるか、その実情と課題をさまざまな事例から検討することである。
 すこやかな老いの中で生活できている人から学ぶこともある。
 また、介護が必要になってグループホームで生活している人から学ぶこともある。
 多くの事例を通じて、課題を探り出すことである。
    
(ケー).
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