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 韓国ナザレ大学は、知的障害者を正式に受け入れてきた世界唯一の大学である。
 知的障害のある学生にも受講単位を取ることによって、大学卒業資格が正式に授与される。
 「ゆたかカレッジ」の視察団は授業や学内生活に意欲的に取り組んでいる知的障害のある学生たちを目撃した。
 また、「ゆたかカレッジ」の実践も間違ってないことを再認識することができた。

 以下において、そうした内容が詳しく述べられている。  
 本報告書の引用は第306回目だ。
 
 

【引用はじめ】

file:///C:/Users/仁/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/ZKHT9TQV/kaigaishisatsu.pdf
諸外国における 知的障碍者の大学進学 ~アメリカ・カナダ・オーストラリア・韓国の現状~
社会福祉法人鞍手ゆたか福祉会 海外知的障碍者高等教育研究班
長谷川 正人・長谷川 美栄・志免木 章・井手 祐輔/他
2016年11月30日

第4章 韓国における知的障碍者の大学進学

おわりに

(4) 今後に向けて

 今回の視察研修で、とても貴重な経験をさせていただいた。
 知的障碍者を正式に受け入れ、大学卒業の資格を取得できる世界唯一の大学を見させていただき、このような大学が世界中にあることがあたり前になればいいのにと強く感じた。
 リハビリ自立学科の授業の見学では、学生の意欲的に学ぶ姿が強く印象に残った。
 先生の言葉に対し、「はい」と返事をしながら授業を受ける姿を見て、勉強できることの嬉しさや学びたいという強い思いが伝わってきた。
 また、ゆたかカレッジでの「労働」や「職能開発」などと同じような内容の授業をされており、座学以外にもロールプレイングなど実践的な授業もあるとのことで、似ている部分をたくさん感じた。
 そして、私たちがしていることは間違っていないということも感じることができた。
 今回の研修で、たくさんのことを感じることができたが、その中でも特に2つのことを考えさせられた。
 ひとつめは、環境が整っていることが大切だということだ。
 学生が学びやすく過ごしやすい環境を作っていくことが大切だということを改めて感じることができた。
 寄宿舎がすぐそばにあり、支援ができる環境が整っていることがとても大きいと思う。
 補助工学センターでは、様々な障碍や特性に応じたたくさんの機器が準備されていた。
 大学内にこのようなセンターがあることで、障碍のある学生は、とても心強いだろうし、また、自己負担も1割程度でいいということに驚いた。
 個人の障碍や特性に応じた機器があるのとないのとでは、学びに大きく差が出ると思う。
 私自身、今後も学生一人ひとりにあった支援を心がけ、自分ができる精一杯の環境整備や教材準備をしていきたい。
 ふたつめは、障碍のある人もない人も一緒に生活をすることで、お互いにいい影響があるということだ。
 一緒に生活をすることで、障碍者に対する偏見もなくなるであろうし、関わり方も身につくだろう。
 また、障碍者の多くにコミュニケーションスキルのニーズがあると思うが、このニーズも少しずつ克服できるのではないだろうか。
 また、障碍のある学生も一般学生と同じ試験を受けたり、レポートを書いたりしているという話を聞いて、障碍学生と一般学生を区別しないという点が素晴らしいと感じた。
 障碍学生と一般学生を平等に見ていることもまた、障碍学生と一般学生のいい関係を築くひとつではないだろうか。
 ゆたかカレッジでは、今後も大学生との交流を大切にしていき、大学校舎内での授業を受けられる機会が増えたらと考える。
 今回の視察研修で学んだこと・感じたことを今後の支援につなげていきたい。
 (カレッジ久留米・原田)

  

【引用おわり】

 高等教育におけるインクルーシブ教育は、日本でも実践できるはず。
 「ゆたかカレッジ」のスタッフは、ナザレ大学の実践を見て思った。
 そうした目標に向けて今後取り組む課題は多い。
 少しずつ課題解決に向けての取り組むを行わなければならない。                  

(ケー)

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