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 ゆたかカレッジに関するプレゼンをカナダの大学で行った。
 インクルージョンアルバータを運営するブルース氏は、ゆたかカレッジの取り組みに批判的であった。
 それは障害者だけの教育は、隔離教育だとする指摘である。
 インクルーシブ教育とは言えないとする考えである。

 以下において、そうした内容が詳しく述べられている。  
 本報告書の引用は第161回目だ。
 
 

【引用はじめ】

file:///C:/Users/仁/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/ZKHT9TQV/kaigaishisatsu.pdf
諸外国における 知的障碍者の大学進学 ~アメリカ・カナダ・オーストラリア・韓国の現状~
社会福祉法人鞍手ゆたか福祉会 海外知的障碍者高等教育研究班
長谷川 正人・長谷川 美栄・志免木 章・井手 祐輔/他
2016年11月30日

第2章 カナダにおける知的障碍者の大学進学

第7節 ゆたかカレッジの今後の方向性

2 ブルース氏(インクルージョンアルバータ)の評価

 インクルージョンアルバータのブルース理事長は、ゆたかカレッジの取り組みについて批判的な立場である。
 ブルース氏がこれまでの歴史が証明してきたこととして主張していることは、健常者と障碍者の隔離は、障碍者に対する虐待やいじめの原因を作りかねないということである。
 障碍者だけを対象として行っているゆたかカレッジの実践は、障碍者の自立支援のための教育として行う意味は確かにあるが、それよりも障碍をその人個人そのもの、人となりとしてとらえ、障碍者がもつ課題を分析するという点で「障碍」という枠にくくられているように感じるという。
 ブルース氏の息子も重度の知的障碍を持っているが、その息子のことを考えると、そのような視点は果たしてその人そのものなのかというジレンマを感じ、ゆたかカレッジのプレゼンテーションでのカレッジの学生たちの姿を見ながら考えさせられたという。
 ブルース氏は、このことについての意見交換で最後に以下のように結んだ。
 「今後の課題として、大学の中に障碍者を受け入ようとしているが、その中でも障碍者のための特別プログラムを用意しようとしている点で、ゆたかカレッジの取り組みはインクルーシブ教育とはいえないのではないか。
 インクルージョンとして進めていくのであれば、この人の個性を伸ばしていこうとするのはどうなのだろうか。
 もっと足元をみて一人ひとりを大切にしていくべきではないか。」

 

【引用おわり】

 上記で述べていることは、特別支援教育とインクルーシブ教育のバランスをいかにとるかということである。
 障害のある学生に対する適切な教育によって、本人自身の能力を伸ばすことの重要性。
 また、障害のある学生と障害のない学生が同一の場で同一の内容を学ばせようとする試み。
 インクルージョンアルバータは、障害者と健常者を分離しない教育を強調しているのだ。    
  
 (ケー)

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