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 内閣府がかつて行った「障がい者制度改革推進会議」には、障害を持つ委員も参加した。
 知的障害のある委員が議論に参加しやすい配慮がなされた。
 わかりやすい資料の準備。
 会議における意思表示を色別のカードを用いて実施したことである。
 政府主催の会議に障害者が参加し、さまざま配慮したことなど今までなかった。
 「わかりやすい会議」のあり方を政府主導で実施したという点で画期的である。

 そうした問題提起は以下のとおり。
 打浪文子氏の著述から第14回目の引用となる。 



【引用はじめ】

大阪+知的障害+地域+おもろい=創造
知の知の知の知
社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会 社会政策研究所情報誌通算 2555 号 2015.7.28 発行

知的障害者への情報提供――わかりやすい情報提供の実現に向けて
打浪文子 / 障害学
シノドスジャーナル 2015 年 7 月 28 日

知的障害者への情報提供の実践例

 文書だけでなくコミュニケーション支援を交えた例をご紹介しましょう。
 2009 年 12 月より内閣府が中心となって進めてきた「障がい者制度改革推進会議」では、知的障害を有する委員も会議に参加しました。
 さまざまな障害を持つ委員が推進会議に参加される中、会議内容をリライトしたわかりやすい資料が用意されました。
 さらに、赤・黄・青の三色のカードが用いられました。
 青は同意します、黄色は話し合いのスピードが速すぎます、赤は理解が難しいです、という意味です。
 知的障害を有する委員は会議に参加する際、わかりやすい資料と三色のカードを適宜利用しつつ、さまざまな人々と一緒に議論を行いました。

【引用終わり】



 以上は、「ピープルファースト」を実践した初の政府会議といっていい。
 「自分たちのことは、自分たちで決める」という「自己決定」理念を一歩進めたものである。
 最近はやりの「都民ファースト」「アメリカファースト」という言葉がある。
 「ピープルファースト」は1973年米国において、障害のある本人たちが唱えた。
 「わたしたちは 『しょうがいしゃ』であるまえに 人間だ」という理念である。
 自らの権利を自らの言葉と行動で訴える運動となっている。         
 
(ケー)

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