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 わかりやすい情報提供誌「ステージ」で、さまざまな表現が取り入れられた。
 その基本は口語文体にすることである。
 日常で多く用いられる表現である。
 親しみ慣れた表現がわかりやすい。
 漢語を和語にするというのがその例である。
 日本語を第二言語とする人たちにも共通した面がある。
 
 打浪(古賀) 文子氏の論文からである。
 本論文の紹介は第47回目である。連続で紹介している。



【引用はじめ】

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jajls/17/1/17_KJ00009727988/_article/-char/ja/
社会言語科学
Vol. 17 (2014-2015) No. 1 p. 85-97
知的障害者への「わかりやすい」情報提供に関する検討 : 「ステージ」の実践と調査を中心に
打浪(古賀) 文子( 淑徳大学短期大学部こども学科 )

4. 「ステージ」の作成に関する調査

4.3 考察
 
 今回分類されたカテゴリーには,一般的な読みやすさや非目本語話者のわかりやすさと類似する点もある.
 例えば,漢語から和語への変換の理由は「いつも言うから」であった.
 これは当事者の日常の語感に基づいたものといえるが,口語文が読みやすいという近年の風潮と合致するともいえる.
 また,「やさしい日本語」でも「外来語」や漢語から和語の書き換えには注意が必要なように,非目本語話者のためのリライトと共通 する点も示唆されよう.

(つづき)

【引用終わり】



 わかりやすさ、よみやすさという面では、漢語や外来語より和語である。
 ひらがな表記のもともとの日本語がわかりやすい言葉なのだ。
 わかりやすくリライトするときは、和語を取り入れる作業となる。         
        
  (ケー)

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