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 わかりやすい情報提供誌「ステージ」は、当事者の意見を入れて編集されている。
 文章の表現はわかりやすい語いを用いる。
 文節ごとに改行する。
 短い文にする。
 といった配慮をしている。
 以下は、「ステージ」に掲載された文章例である。

 そうした問題提起は以下のとおり。
 打浪文子氏の著述から第12回目の引用となる。 



【引用はじめ】

大阪+知的障害+地域+おもろい=創造
知の知の知の知
社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会 社会政策研究所情報誌通算 2555 号 2015.7.28 発行

知的障害者への情報提供――わかりやすい情報提供の実現に向けて
打浪文子 / 障害学
シノドスジャーナル 2015 年 7 月 28 日

知的障害者への情報提供の実践例

 例えば、以下のニュースをわかりやすく伝えるとしたら、どうなるでしょうか。
  一騎打ちとなった市長選は、大阪維新の会代表で前府知事の橋下徹氏(42)が民主、 自民両党府連が推す現職の平松邦夫氏(63)に圧勝し、初当選した。
 府知事選は,維新の会幹事長の松井一郎氏(47)が、民・自両党府連の支援を受けた前大阪府池田市長の倉薫氏(63)、共産推薦の梅田章二氏(61)ら6人を大差で破り初当 選。(引用 :朝日新聞刊 2011.11 .28)

 このニュースの内容は、「ステージ」では以下のように伝えられました。
 テレビに出ていた
 人気の弁護士・橋下徹さんが
 大阪市長を決める選挙で勝ちました。
 また、橋下さんの後の
 府知事は、橋下さんの仲間の
 松井一郎さんに決まりました。 (引用 :ステージ ナンバー 60 2012.1.12)

 『ステージ』は改行や余白、イラストや写真の配置にも配慮した視覚的なわかりやすさ を追究するとともに、当事者の目線から文章のわかりやすさがチェックされています。

【引用終わり】



 文章そのものをわかりやすくする努力の他にも、多くの工夫によってよりわかりやすいものにしている。
 イラスト、写真などは記事に関連するもの。
 記事の内容が視覚的にも確認できるようにしている。
 当事者の理解に役立つ方策がとられているのだ。       
 
(ケー)
 知的障害者向けに作成された「ステージ」の紹介である。
 日本唯一の新聞である。
 残念ながら現在は休刊中。
 是が非でも復刊してもらいたい。

 そうした問題提起は以下のとおり。
 打浪文子氏の著述から第11回目の引用となる。 



【引用はじめ】

大阪+知的障害+地域+おもろい=創造
知の知の知の知
社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会 社会政策研究所情報誌通算 2555 号 2015.7.28 発行

知的障害者への情報提供――わかりやすい情報提供の実現に向けて
打浪文子 / 障害学
シノドスジャーナル 2015 年 7 月 28 日

知的障害者への情報提供の実践例

 ここで、国内での少ない実践の中で、情報提供やコミュニケーションの「わかりやすさ」 に配慮のある例をご紹介しましょう。
  一つは、「みんなが読める新聞『ステージ』」というものです。
 1996 年から 2014 年まで(福)全日本手をつなぐ育成会から発行されていた、
 新聞の体裁をとる知的障害者向けの季刊誌です。
 スウェーデンの『8SIDOR』を模して創刊されました。
 障害のある本人の生活や権利に関わる話題に加え、時事情報・エンターティンメント・ス ポーツなどのより公共性が高く幅広い話題を総合的に扱っています。

【引用終わり】



 「ステージ」はこったつくりである。年4回発刊。
 紙質も、印刷も申し分ない。
 記事内容も読者の興味をそそるものが掲載されている。
 あらためて復刊することを祈りたい。      
 
(ケー)
 知的障害者向けの「わかりやすい表現」で、漢字にルビをふるという手立てだけでは不十分だ。
 文章内容とか、その構造を「わかりやすい」ものにすることである。

 そうした問題提起は以下のとおり。
 打浪文子氏の著述から第10回目の引用となる。 



【引用はじめ】

大阪+知的障害+地域+おもろい=創造
知の知の知の知
社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会 社会政策研究所情報誌通算 2555 号 2015.7.28 発行

知的障害者への情報提供――わかりやすい情報提供の実現に向けて
打浪文子 / 障害学
シノドスジャーナル 2015 年 7 月 28 日

知的障害者への情報提供の実践例

 知的障害者にとってわかりやすい表現とはどのようなものでしょうか。
 単にふりがなをつければいいと考える人もいますが、それだけでは文章の内容がわかりやすく なったとは言えません。
 漢字が読めたとしても言葉の意味自体が難しい場合や、文の構造が複雑で理解しにくい場合などがあるからです(注 5)

  (注 5)6 大和大学の藤澤和子教授らによって、知的障害のある人に対してわかりやすい情報提供を行う際のガイドラインが作成されています

【引用終わり】



 難しい言葉をわかりやすい言葉に言い換える。
 複文や重文を用いない。
 文そのものを短くする。
 一文が一つの意味を表現することである。
 凝った内容でなく、シンプルな内容にすることだ。      
 
(ケー)
 政府や自治体における知的障害者向け資料の作成が、徐々に行われるようなっている。
 しかし、一般的にこうした問題に配慮しているのはごくまれだ。

 そうした問題提起は以下のとおり。
 打浪文子氏の著述から第9回目の引用となる。 



【引用はじめ】

大阪+知的障害+地域+おもろい=創造
知の知の知の知
社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会 社会政策研究所情報誌通算 2555 号 2015.7.28 発行

知的障害者への情報提供――わかりやすい情報提供の実現に向けて
打浪文子 / 障害学
シノドスジャーナル 2015 年 7 月 28 日

知的障害者に対する情報提供の現状

 政府関係の広報においては、わかりやすい資料の作成とウェブサイトへの掲載が少しずつ見られるようになってきました。
 しかし、障害者に関連の深い法律の整備や政策提示に関する内容に限られています。
 また、各自治体や支援・サービスの提供者が個別に本人向けの支援やサービスに関するわかりやすい資料を作成していることもあります。
 しかし、社会全体を見た時、未だ知的障害のある人にとってわかりやすい情報提供は普及しているとは言えないのが現状です。

【引用終わり】



 社会の人たちが知的障害者の存在にまだまだ無頓着である。
 わかりにくい人たちがいることへの配慮が足りない。
 このような問題があることさえ気づいていない。
 この問題の重要性を理解してもらう必要がある。     
 
(ケー)
花笠ほーぷ隊、初めて夜の出動がありました!
中山町手をつなぐ育成会と中山町社会福祉協議会との共催事業として呼んでいただきました。
最初に、一年前の津久井やまゆり園の事件で亡くなられた方への黙祷も行い、厳粛な雰囲気のなか始まりました。
社協の常務理事長のとても真面目なご挨拶に、(ありゃ~ふざけてるっておこられたらどうしよう)と思ったり、中山町育成会の会長は、ほーぷ隊の体験を経験してるだけにハードルをどんどん上げる挨拶をするので(ちょっと~ハードル上げすぎだから!)と心の中で突っ込みを入れていました(笑)

中山1


今日は、初めてペットボトル体験は別バージョンをやってみたのですが、みなさん楽しく体験していただいたようでホッとしました。

中山2

中山3

中山4


中山5


中山6  中山7

中山8  中山10


中山9


最後に育成会の副会長から「花笠ほーぷ隊のみなさん、とても楽しい漫才・・・ではなく、疑似体験を・・・」って挨拶をされてしまいましたヾ(≧▽≦)ノ
いや~昨日今日と、連ちゃんだったのでシドロモドロだったのになぁ~
社協の常務理事さんからも「こういう研修会って、結構重い内容が多いのに、明るくて楽しくてとても良かったです。こんなに楽しいからほうぼうから声がかかるんですね」と言ってくださいました。とてもうれしかったです。

また、色々なところから呼んでいただけるように精進しないといけませんね!

ご訪問ありがとうございます。  事務局(F)

【花笠ほーぷ隊通信】
7月25日(火)楯岡特別支援学校の進路研修会に呼んでいただきました。

楯特1

村山市内の特別支援学級がある小中学校にも案内を出していただいたようで、花笠ほーぷ隊の公演としては初めて100名を超え、先生方も含め、125名の方に体験していただきました。

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今回参加してくださった方々は、進路研修会で疑似体験?と思ったのかもしれません
(校長先生がそう思ったらしいです)
楽しく体験していただけたのではないかと思います。

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校長先生からは「私たち教師にとっても、もう一度子どもたちの事を見直すきっかけになる研修だったと思います」と言っていただきましたので、ホッとしました。

楯特6

啓発隊が進路研修会をやる?って私たち自身も大丈夫なんだろうかと思いましたが、
それぞれのお子さんの障がい特性や、性格をもう一度見直すという意味では
良い研修会になったと思いました。

それにしても、知ってる先生がたくさんいたわ~
12年も養護学校に在学すると、お世話になった先生が異動になっていろんな学校にいるって事よね(@_@)


ご訪問ありがとうございます。 事務局(F)

 知的障害者向けの情報番組は今も昔もない。
 かつては「週刊こどもニュース」(NHKテレビ)などを見ていた人がいたみたいだが。
 現在、「バリバラ」(NHKEテレ)というバラエティー番組は存在する。
 結構、過激なテーマで障害者問題を取り上げている。
 知的障害者向けの情報番組があればいいな。

 そうした問題提起は以下のとおり。
 打浪文子氏の著述から第8回目の引用となる。 



【引用はじめ】

大阪+知的障害+地域+おもろい=創造
知の知の知の知
社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会 社会政策研究所情報誌通算 2555 号 2015.7.28 発行

知的障害者への情報提供――わかりやすい情報提供の実現に向けて
打浪文子 / 障害学
シノドスジャーナル 2015 年 7 月 28 日

知的障害者に対する情報提供の現状

 公共性の高い時事情報等に関しても例が少なく、普段から様々な事を知りたいと思っている知的障害者の中には、かつてテレビで放送されていた「週刊こどもニュース」や、字幕にふりがながついている「手話ニュース」などを活用している人もいます(注 4)。

(注 4) 「週刊こどもニュース」は2010 年まで NHK によって放送されていたものです。
 また、こうした実態は以下の文献で行った聞き取り調査の結果から記したものです。
 打浪文子(2014)「知的障害者の社会生活における文字情報との接点と課題―軽度及び中度の当事者への聞き取り調査から―」『社会言語学』 14, 103-120.

【引用終わり】



 知的障害者がネット放送局を始めたという新聞記事(産経新聞平成29年7月24日)が掲載された。
 出演者・制作スタッフも知的障害である。
 大阪府東大阪市の福祉事業所が始めたものである。
 日本初のインターネット放送局だ。
 月1回、毎回50分程度の番組を作っている。
 ニュース、ドキュメンタリーなどの内容。
 キャスター、コメンテーターが当事者というのだ。
 こうした実践を継続し、他に広がっていくことを期待したい。     
 
(ケー)
 知的障害者等における読みやすい図書の普及やわかりやすい情報提供は、欧米を中心に浸透してきた。
 残念ながら、わが国ではまだまだの感がある。
 しかし、我が国においても、1990年代あたりから徐々に関係者の中ではわかりやすい情報提供の取り組みが始まった。

 そうした問題提起は以下のとおり。
 打浪文子氏の著述から第7回目の引用となる。 



【引用はじめ】

大阪+知的障害+地域+おもろい=創造
知の知の知の知
社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会 社会政策研究所情報誌通算 2555 号 2015.7.28 発行

知的障害者への情報提供――わかりやすい情報提供の実現に向けて
打浪文子 / 障害学
シノドスジャーナル 2015 年 7 月 28 日

知的障害者に対する情報提供の現状

 スウェーデンでは、知的障害者や言語的困難を抱える人々の読書活動が推進されており、読みやす さに配慮された『8SIDOR』という代表的な新聞及びウェブサイトもあります(注 2)。

  (注 2) 「8SIDOR」は現在では知的障害や発達障害のある読者だけでなく、移民などの言語的な困難を有 する人々も読者となっています。

  しかし、日本では知的障害者向けのわかりやすい情報提供はそれほど浸透していません。
 1990 年代より、知的障害児・者の親の会である(福)全日本手をつなぐ育成会を中心とした出版社や有志によって、知的障害者が読むことを前提とした生活や権利に関する「わか りやすい」ブックレット等が作成されてきましたが(注 3)、この他には国内の実践が少な いのが現状です。

  (注 3) 近畿視覚障害者情報サービス研究協議会 LL ブック特別研究グループが、2008 年 に国内の LL ブックをまとめたリストを作成していますが、決して総数は多くありません。 「LL ブック・マルチメディア DAISY デイジー資料リスト」

【引用終わり】



 我が国の実践は、ごく限れたものでしかない。
 まだ広がりが見られない。
 知的障害者にかかわる関係者の中でしか関心がもたれてない。
 関係者のなかでも関心の濃淡がかなり違っている。
 知的障害者の活躍の場を広げるためにも、わかりやすい情報提供の認識を高める必要がある。    
 
(ケー)
 知的障害者に対するわかりやすい情報提供は、スウェーデンにおいて1960年代後半より始まっている。
 本を読むことが難しい人々に、「LLブック」(やさしく読める本)を提供したのである。
 本を読むことが難しい人たちに、やさしく読める本を提供することの必要性に気づいた人たちがいたということである。
 そして、そのための実践を始めた。
 もちろん、世界中でやさしく読める本があればいいなと思った人たちは少なからずいただろう。
 しかし、それを実践するまでにいたらなかった。
 そうした人たちが多かった。
 しかし、スウェーデンでは、「LLブック」(やさしく読める本)の作成を始めたのだ。
 他国に比べて問題意識が高く、実践につながった。
 政府などの協力もあったからこそだ。
 行政もそうしたものに関心があった人がいたのだろう。

 そうした問題提起のきっかけとなるのが以下の第6回目の引用である。 



【引用はじめ】

大阪+知的障害+地域+おもろい=創造
知の知の知の知
社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会 社会政策研究所情報誌通算 2555 号 2015.7.28 発行

知的障害者への情報提供――わかりやすい情報提供の実現に向けて
打浪文子 / 障害学
シノドスジャーナル 2015 年 7 月 28 日

知的障害者に対する情報提供の現状

 諸外国には知的障害者に対する情報提供の実践があります。
 例えば福祉先進国と言われるスウェーデンでは、1960年代後半から、司書や障害者団体によって本を読むことが難し い人々が読めて理解できる文学が必要であることが主張され、「LL ブック」(やさしく読める本)の作成が始まりました。(注 1)

(注 1)原語(スウェーデン語)では LL-bok と称されます。
 LL は「読みやすい」ことを意味する単語で ある Lättläst の略です。
 日本国内でも「LL ブック」と称される本もあります。
 なお LL は英語圏では easy-to-read,plain text,accessible writing などと表現されます。

【引用終わり】



 スウェーデンは司書や支援者の役割が大きかった。
 図書を大事にする文化が他国以上に高い。
 それが本を読むことが難しい人々にも、「やさしく読める本」の作成や提供につながったのだろう。   
 
(ケー)
 知的障害者の生活に直接影響する情報も多い。
 特に、福祉サービスなど最近の変化は大きい。
 そうしたことを把握するのは支援者にとっても難儀である。
 分からない難しいからと当事者をかやの外に置いている。
 こうした状況は権利侵害ともなりかねない。
 わかりやすくていねいに情報提供することが求められている。

 そうした問題提起のきっかけとなるのが以下の第5回目の引用である。 



【引用はじめ】

大阪+知的障害+地域+おもろい=創造
知の知の知の知
社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会 社会政策研究所情報誌通算 2555 号 2015.7.28 発行

知的障害者への情報提供――わかりやすい情報提供の実現に向けて
打浪文子 / 障害学
シノドスジャーナル 2015 年 7 月 28 日

知的障害者への情報提供の必要性

 時事情報等の公共性の高い情報だけでなく、障害者の生活に具体的に影響のある政治や社会の動き・福祉サービスの変化・個別支援計画や契約書類の詳細・成年後見制度など、知的障害者の生活に必要な情報は多いはずです。
 しかし、その人の人生や生活に大きく関 わる話題であっても、時に「難しいから」という理由で当事者を飛び越えて説明が行われることもあります。
 そうした現状に対して、知的障害のある本人や支援者からわかりやすい情報提供を求める声が上がりはじめています。

【引用終わり】



 福祉サービスも多様で複雑である。
 知的障害者のためのサービスという原点を忘れていけない。
 その人たちが生活しやすくするものである。
 本人たちにそのサービスの意味もわかるようにすることだ。
 本人たちがサービスの選択にかかわれることが望ましい。  
 
(ケー)

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