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 社会福祉法人全日本手をつなぐ育成会(現在、全国手をつなぐ育成会連合会に改組)では、「ステージ」という知的障害ある当事者向け刊行物を発行していた。
 1996年~2014年まで18年間発刊していた。
 残念ながら、現在休刊している。
 休刊の理由は、読者が減り、資金的に困難な状況にあるためらしい。
 「ステージ」は、当事者向けの「わかりやすい」情報提供のあり方のモデルであったと言っていい。
 こうしたものを今後どのようにすれば発行できるか模索する必要がある。

 打浪(古賀) 文子氏の論文からである。
 本論文の紹介は第24回目である。連続で紹介している。



【引用はじめ】

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jajls/17/1/17_KJ00009727988/_article/-char/ja/
社会言語科学
Vol. 17 (2014-2015) No. 1 p. 85-97
知的障害者への「わかりやすい」情報提供に関する検討 : 「ステージ」の実践と調査を中心に
打浪(古賀) 文子( 淑徳大学短期大学部こども学科 )

3、 「ステージ」の実践からの示唆

3.1 「ステージ」とは

 「ステージ」とは,育成会が毎日新聞社の記者らと協力して1996年に創刊 した,
 新聞の体裁をとる定期刊行物である.
 季刊であり,年4回のペースで発行されていたが,2014年4月より休刊している.
 「みんながわかる新聞」というスローガンが掲げられており,スウェーデンの「8SIDOR」を模して作られている.
 A3判で8ページ,平易な文章で書かれており,漢字には全て振り仮名がつ く,
 また ,写真や図やイラストが多用されている,
 知的障害者を対象として,全国規模で時事情報の継続的な配信を行っている紙面媒体としては国内で唯一である.
 創刊時は5万部,その後1996年から2009年度までは毎号約5,500部で推移していたが,2010〜2011年度は毎号約11,000部,2012年度は毎号約12,000部を発行している
     
(つづき)

【引用終わり】



 以前のように「ステージ」が印刷物として発行するのは難しいとすれば、メールマガジンとして発行できないものか。
 ただ、読者をどのように獲得するか。
 どの程度ネットを利用し、活用している当事者がいるか。
 また、どの程度の課金があればこうしたことが実現できるか市場調査が必要だ。
 それに、編集や取材を担当する人たちがいる。
 ネット環境を構築する技術者もいる。
 こうしたことに興味を持って協力する当事者たちを参加させることだって大事になる。
 課題は多い。
      
  (ケー)

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