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 知的障害者がわかりやすいというのは、どういうことかを明らかにする研究がわずかに見られる。
 情報の理解を行動で測った研究である。
 伝達方法、音読の難易度などによって研究したものである。

 打浪(古賀) 文子氏の論文からである。
 本論文の紹介は第17回目である。連続で紹介している。



【引用はじめ】

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jajls/17/1/17_KJ00009727988/_article/-char/ja/
社会言語科学
Vol. 17 (2014-2015) No. 1 p. 85-97
知的障害者への「わかりやすい」情報提供に関する検討 : 「ステージ」の実践と調査を中心に
打浪(古賀) 文子( 淑徳大学短期大学部こども学科 )

2. 知的障害者への 「わかりやすい」 情報提供の学術的課題

2.3 先行研究の整理と学術的課題

 特別支援教育の分野では知的障害者の情報の理解を行動で測ることが多い.
 その方法を踏襲して知的障害者への災害情報をいかにわかりやすく伝達できるかに関する研究 (山根 ・池 ,1995),知的障害者が平易な表現で書かれた文章を音読できるかどうかで理解の難しさを検討し, 「読みにくさ」を検討した研究 (春山,1998)があるの みである.
 他に , 当事者の情報理解に関しては触れず,既に「知的障害者にわかりやすい」 という前提で作られた紙面を分析した研究が数 例 存在する (羽山 ,2010: 武藤 ・ 川崎 ・小林 ・杉本 ・末田 , 2010;工藤 ・大塚 ・打浪,2012)

(つづき)

【引用終わり】



 知的障害者が情報をどのように理解しているのかといったことを明らかにする方法を見いだせないのが現状である。
 一般論では役立たない。
 個々の実情に即した方法を積み上げていくことが近道である。
 わかりやすい理解について、知的障害者の事例研究が重要である。       
     
  (ケー)

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