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 知的障害者に対する「わかりやすい」情報提供に関する体系的な学術研究がなされてこなかった。
 学問的にも興味関心が示されてこなかった現実がある。
 以下では、先鞭をつけた研究者の学術的課題が述べられている。
 今後、こうした課題に関する研究を実施されることが望まれる。

 打浪(古賀) 文子氏の論文からである。
 本論文の紹介は第13回目である。連続で紹介している。



【引用はじめ】

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jajls/17/1/17_KJ00009727988/_article/-char/ja/
社会言語科学
Vol. 17 (2014-2015) No. 1 p. 85-97
知的障害者への「わかりやすい」情報提供に関する検討 : 「ステージ」の実践と調査を中心に
打浪(古賀) 文子( 淑徳大学短期大学部こども学科 )

2. 知的障害者への 「わかりやすい」 情報提供の学術的課題

2.3 先行研究の整理と学術的課題

 これまで ,知的障害者への「わかりやすい」情報提供に関する体系的な学術的議論はほとんどなされてこなかった .
 しか し, 名川勝らが2006年に知的障害者への「わかりやすい表現」に関する海外の動向や国内の状況を初めて概観し,今後必要と考えられる研究課題の例として ,以下の4点を挙げている.
 ① 知的障害者 ・発達障害者の情報アクセシビリティに関する理念的議論 ,
 ② 国内外における活動の実態調査,制度調査,
 ③  わかりやすい表現の書き方に関する言語学的,心理学的研究 (基礎研究 ・実践研究) ,
 ④ ホームページ等公開と広報に関する実践的研究,である (名川ほか , 2006).
 名川らのまとめはあくまで概観ではあるが ,本項では名川らの研究を今後の知的障害者への情報保障における重要な嚆矢と とらえ ,そこに挙げられた課題について , 現在までの先行研究の動向を述べる.

(つづき)

【引用終わり】



 以上に述べられた研究課題について、調査研究を行う人たちが出てきてほしい。
 今だ、そうした兆候は見られないのが実情だ。
 興味を持ってくれている研究者を大事にし、注目していくことである。    
     
  (ケー)

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