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 時間をどのようにわかりやすく伝えるか。
 障がいの重い人にとって難しい課題である。
 今までもさまざまな工夫がなされてきた。
 時間が経過するとともに、点滅する光が減っていくタイムエイドなどによって、時間の経過を理解できるようになった事例を取り上げたこともあった。
 障がいのある人が安心して生活を送れるようにする、一つの手立てなのだ。
 次の活動に移るには、あとどれぐらいかなどを理解できるようにするのである。
 本人が理解できる適切なタイムエイドを選ぶ必要がある。

 本論文の紹介は第140回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

5 勝手に行動する(自己管理出来ない)

5-1 時間が分からない

C-4 情報理解を助けるエイドを利用する

 時間などの理解が困難な人は,見通しをもつことが出来なくて不安になることも多いのではないかと思われる。
 後どれくらい作業が続くのか。
 いつ昼食になるのかといったことが理解出来ないからである。

 時間に代表されるような情報をどのようにその人に分かりやすく伝えていけるのであろうか。
 近年,情報を分かりやすく伝えるためのエイドもでてくるようになっている。
 例えば時間であればタイムエイド,状況を思い出すためのデジタルカメラなども情報を分かりやすく伝えるためのエイドとして活用することが出来る。

(つづく)

【引用終わり】



 障がいのある本人が理解できるタイムエイドはどんなものかさまざま試してみることだ。
 本人の実態に合わせて、段階的に計画的にやってみる。
 継続性も考えて試みることである。
  
  (ケー)
 時間の理解が難しい障がいのある人は多い。
 そのために、多くの問題が生じているケースもある。
 時間の経過を障がいのある人にもわかりやすく伝えることが重要だ。
 アナログの時計が難しいから、デジタルだといいわけでもない。
 時間の経過がはっきりと見える工夫でなければならない。

 本論文の紹介は第139回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

5 勝手に行動する(自己管理出来ない)

5-1 時間が分からない

 知的障害をもつ人や自閉症をもつ人が困るものの一つに時間の理解がある。
 なぜならば,時間は目に見えないものだからである。
 「○○時になったら」とか「あと○分間」と言われても,それがイメージしにくいからである。

 そこで,時計の活用を考えるわけであるが,数字が読めるからとデジタルの時計を活用した場合,時刻は読めてもそれが時間と結びつかない人たちもいる。
 つまり,数字は読めるがそれを時間として,一日24時間のどの場所に位置づけられるのかが分からないということである。
 では,アナログの時計を使ったらどうか。
 アナログの時計から時間を読み取るのも困難な人が多いのである。

(つづく)

【引用終わり】



 時間の経過をわかりやすく提示できる手立てを工夫する。
 そうすることで、障がいのある人も安心して課題に取り組むようになったりする。
 今まで落ち着いて課題に取り組むことができなかった本人も、ここの時間までと区切りがはっきりすると、取り組み方も違ってくる。
 このあたりのことも、以前取り上げた事例で示したことがある。
  
  (ケー)
山形県手をつなぐ育成会がパックアップをしている、知的障がい者理解啓発隊の
「花笠ほーぷ隊」が12月27日(火)の朝日新聞の山形版で大きく取り上げていただきました。

これは11月に行われた「山形県知的障がい者相談員・支部会長合同研修会」での様子です。

朝日新聞社より、山形県手をつなぐ育成会としてHP等の利用許可をいただきました。
なお、転載禁止ということですのでご了承願います。
【承諾番号A16-2267 】

朝日新聞

障害者差別解消法が施行され、山形県でも条例ができましたが、
それで、障がい者の事を一般の人が十分に理解してくれるとは思えません。
法律ができたことさえも知らない人も多いのではないでしょうか。

法律はとても大事です。でも、法律の事を説明するよりも
わが子がこれから生活していく地域の方々に障がいのある人の事を知ってもらう方が
手っ取り早く、わが子の生活が安心できるものになるように思います。

知的障がい者理解啓発隊「花笠ほーぷ隊」は、今後、理解啓発のための出前講座を行っていきます。
出前講座のご依頼やお問い合わせは「山形県手をつなぐ育成会」の古澤が窓口になっております。
どうぞお気軽にお問合せ下さい。

お問合せ
山形県手をつなぐ育成会 (担当:古澤)
TEL:023-623-6572 FAX:023-623-6571

ご訪問ありがとうございます。事務局(F)


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 次に引用した事例、3回目になる。
 重度の障がいのあるUさんだ。
 プールの活動を楽しくすることができた実践である。
 担当の支援者だけでは、わからなかった支援法をアドバイスしてもらうことができた。
 関係者との連携が重要だ。
 活動の様子を実際みてもらったことが、適切なアドバイスにつながった。

 本論文の紹介は第137回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

4 指示が通らない(コミュニケーション出来ない)

4-7 指示の仕方が悪い

【事例】

T-6 意図を正確に読み取ることにより本人の発信意欲が増す

 対象は重度の知的障害を伴う脳性麻痺の女性21歳のUさん。
 Uさんは,座位は保持できているが,移動手段を持たない。
 言葉の理解は困難で,具体的な表出手段を持たない方である。
 重症心身障害者のデイサービスに日中通っている。

 デイサービスでは定期的に温水プールを利用している。
 また温水プールが嫌いな人のために,他の活動も用意されていた。
 言葉でのコミュニケーションが難しいUさん達には,水着を見せる,着替えをする,プールサイドまで行くなど,何段階かで利用者の方に活動を予告し,「拒否」のサインがでるようであれば,別の活動に参加してもらうようにしていた。

 Uさんは,どの段階でも「拒否」は出ない。
 しかし,毎回プールに入って10分もしないうちに,大声で泣き叫び出してしまうのだ。
 デイサービスの職員は,「Uさんは温水プールが嫌いだが,事前の予告の意味が分からずに「拒否」することが出来ないのだ」と考えていた。
 また,毎回泣き叫んでしまうので,このまま温水プールの活動を続けるかどうか悩んでいた。

 ある日温水プールに入った時のこと,たまたま居合わせた理学療法士がUさんにライフジャケットの着用を勧めた。
 もっと安定して水の中での活動が楽しめるだろうという配慮からである。その日Uさんは,泣き叫ぶことなど全くなくとても楽しそう
だった。

 Uさんはプールの活動が嫌いなのではなく,不安定な姿勢にされる状態が嫌だったのだ。
 それ以来Uさんは毎回ライフジャケットを着用し,温水プールの活動に参加している。

(つづく)

【引用終わり】



 Uさんのプール活動を不安に思っていた支援者にとって、ライフジャケットの着用は大きな成果となった。
 ライフジャケットは、水中姿勢を安定することができたためである。
 そうした観点は、担当の支援者にとってなかなか気づきにくい。
 Uさんはプールそのものは好きだったのである。
 大声で拒否するということから、プールの活動をやめていたら、Uさんにとって活動内容が一つ減ってしまことになっていた。
 重度障がいのあるUさんにとって、そもそも活動内容が少ない。
 ライフジャケットの導入でプール活動は続けることができたのである。
 Uさん本人にとっても、支援者にとっても、意義ある結果と言っていい。
  
  (ケー)
 今回取り上げる事例も、以前に紹介したことがある。
 自閉症のT男くんと、担任とのコミュニケーション・ギャップを記したものである。
 担任の思い込みが、T男くんの失禁をもたらしてしまった。
 このあたりの担任の判断も一概に責められない。
 こうした失敗は次に生かさなければならない。
 
 本論文の紹介は第136回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

4 指示が通らない(コミュニケーション出来ない)

4-7 指示の仕方が悪い

【事例】

T-5 意図を読み違えることにより本人の発信意欲の低下を招く

 対象は小学部に在籍する知的障害と自閉症を併せもっているT男である。
 コミュニケーションするときには,手を取って引っ張っていくなど直接行動とクレーンが多かった。
 授業中,本児が後の扉から出て行こうとするので,教師は,朝行った大好きなトランポリンを思い出して,教室から出て行こうとしているのだと思い,「トランポリンは後で」と伝え,席に戻していた。
 これらのことを数回繰り返した後,T男はその場で失尿してしまった。

 教師は,T男の行動を,朝行ったトランポリンであると思い込んでいたために,T男が伝えたかった「トイレ」というメッセージを理解することが出来なかった例である。
 支援する側の思い込みが強すぎる場合,間違った意図を読み取ってしまい,本来の意図が支援者にうまく伝わらないことがあるのである。

(つづく)

【引用終わり】



 上記の事例において、T男くんの要求がクレーン等に限られているところに問題がある。
 担任にもわかりやすいコミュニケーション手段をT男くんに身につけることが望ましい。
 要求内容を絵カード等によって、相手に示せるようにするところから始めることだ。
 もっとも興味のあるトランポリンの絵カードを示したら、トランポリンすることができるようにする。
 また、トイレの絵カードを示すことで、トイレに行くようにするといったことである。
 絵カード提示とその行動を一致できるようにするには、T男くんはどれぐらいの回数と時間が必要か。
 提示するタイミング、絵カードの取り扱い方といったことも工夫することである。
 計画性ある学習プロセスがあって、身につけることもできる。
  
  (ケー)
毎年開催している「アートツリーやまがた」の案内をいただきましたのでご案内します

アートツリーやまがた1

開催期間:2017年2月5日(日)~2月27日(月) 10:00~19:00
会   場:寒河江市美術館(フローラ・SAGAE 3階)
       ※2月8日(水)・22日(水)休館
入場は無料です


アートツリーやまがた2

ついでに、さくらんぼ共生園で経営している「Gallery & Cafeあるあーる」にもお立ち寄りしてみてはいかがでしょう。

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 以下に引用したWさんは、以前にも取り上げた事例である。
 ウェルドニッヒ・ホフマン病という障がいのある子どもである。
 筋肉を動かす神経に障がいがおこる病気で、呼吸筋まひによって呼吸不全となり死亡するケースが多い。
 知能の低下はない。
 こうした病気の子とのコミュニケーションをいかにとるかが、この事例の課題である。
 院内学級の担任は、まばたきによる意思表示によって判断していた。
 しかし、第三者から見ると、まばたきが確実に意思表示を反映しているようには見えなかった。
 それよりも、指の動きの方が確実な意思表示のようだった。
  
 本論文の紹介は第135回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

4 指示が通らない(コミュニケーション出来ない)

4-7 指示の仕方が悪い

【事例】

T-4 反応を表現する部位を知ることにより意思を正確に読み取る

 対象は,ウエルドニッヒ・ホフマン病のWさんである。
 Wさんは,病院の院内学級で学んでいる。
 1歳くらいで発病しているために,音声によるコミュニケーションをした経験はない。

 担任の先生は,とても熱心な先生であり,Wさんの顔を見ながらいろいろ声かけをしたり,目の前に具体物を見せたりして授業が行われていた。
 先生の声かけがWさんの意図を汲み取っているような問いかけでやりとりがスムーズに行われているようであったので,どこでそれを判断しているのかを尋ねたところ,まばたきでということであった。

 観察していると,そのように見えないこともなかったが,不規則にまばたきしていることもあるように思われ,それは確実に,Wさんの意思を反映しているものとは思われなかった。
 むしろ,手の指の動きなどの方が意図的に動かすことができ,そちらを意思の表出に使った方がいいのではないかと思われた。

 顔が,意思を表すのに適しているという思い込みがあると,受信する大人が勝手に不規則に動いているかもしれないまばたきに,意味付けをしてしまうことがある。
 そのような場合には,発信者側の意思と受信者側の理解にギャップが生じることがある。
 大切なことは勝手に意味付けをするのではなく,意図的に動かすことのできる部位を見つけ,その部位を使って発信する練習ができるようにしていくことである。

(つづく)

【引用終わり】



 支援者側が思い込みで相手の意図を解釈してしまうことは、往々にしてある。
 そこは相手の状況をしっかり把握して対応する必要がする。
 支援者による一人だけの視点でなく、関係者の多角的な視点からアドバイス得ることが大事である。
  
  (ケー)
 下記に引用した事例は、3回目になる。
 繰り返しとはいえ、重要な事例である。
 発信行動が極めて弱いCくんの自発行動に対し、いかにアプローチしたか。
 保育士の観察眼がCくんの要求に的確にこたえることになった。
  
 本論文の紹介は第134回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

4 指示が通らない(コミュニケーション出来ない)

4-7 指示の仕方が悪い

【事例】

T-3 発信の機会を作ることにより本人の意思が分かる

 対象は重度の知的障害を持つCくん,6歳の男の子である。
 日常生活動作はほぼ全介助。
 食事も自分で食べることができず,フォークやスプーンで食べ物をすくうことを手伝う必要がある。
 Cくんは自分から行動することが少なく,いつも手を引かれていて,それに抵抗することもなかった。
 そのため,周りの人はCくんが何をしたいのかよく分からなかったし,そもそもしたいことがあるのかどうかさえ明らかでなかった。

 ある時担当の保育士は,Cくんが食後に園庭側の扉の近くに立ってウロウロしている事が多いことに気づいた。
 「外で遊びたいのね?」扉を開け,手を引き,靴を履かせ,一緒に園庭に出ることを何度か繰り返した。

 「でも,本当に外に出たかったのか?」と疑問に思った保育士は,Cくんが扉の近くでウロウロしている時にすぐに園庭に連れて行くのではなく,扉を少し開けて様子を見た。
 上手に手を使えないCくんだが,扉の隙間に体を入れてなんとか外へ出ようと頑張った。
 「やはり外に出たかったのか」Cくんの具体的な行動によって,彼の意図はより明確に分かった。

 また,園庭でも手を繋いで遊具に連れていくのではなく,Cくんに動いてもらうと,ブランコの近くをウロウロすることが多いと分かった。

(つづく)

【引用終わり】



 はたから見たら、Cくんの動きはささやかと思うだろう。
 しかし、Cくんにしても、担当の保育士にしても、画期的なコミュケーションと言っていい。
 今までは、ほとんど受動的な行動だけと思われていたCくんなのだから。
 それが園庭で遊ぶことを自ら要求する行動を見出したのだから。
 これが突破口になって、コミュニケーション行動の拡大につながりそうである。
  
  (ケー)

みなさま素敵なクリスマスをお過ごしください!

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 障がいのある人の要求をいかに支援者が読みとるようにするか。
 支援者は相手の要求を待つ姿勢が重要だ。
 障がいのある人も自らの要求を示すなんらかのシグナルがある。
 それを見出す努力こそ、支援者には求められる。
 どんな形で要求行動を示すか、なかなか見出すのが難しいかもしれない。
 支援者はあわてることなく、ゆっくりと相手のわずかな反応を見逃さないようにすることだ。
  
 本論文の紹介は第133回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

4 指示が通らない(コミュニケーション出来ない)

4-7 指示の仕方が悪い

【事例】

B-6 受信者の関わりを改善する(先読みを防ぐ,反応を待つなど)

 障害のある人を「何も出来ない人」と捉えるのではなく,「何か出来る人」と捉えることが重要である。
 「何も出来ない」と考えれば,「こちらが気持ちを汲み取ってあげなければ」という発想に結びついてしまう。
 そうなると,彼らの意思を汲み取る必要性はなくなるだろう。
 この繰り返しにより,障害のある人は訴える必要性を感じなくなり,あるいは,訴えることに無力感を感じるようになっていく。
 一方,「彼らも彼ら自身の方法で訴えている」と考えることが出来れば,支援者が意思を汲み取る努力をすることになるだろう。
 このことが障害のある人たちの自分で何かを訴えたいという気持ちを引き出していくだろう。
 発信者の反応を待って観察してみよう。心の中で「1,2,3,,,,」と10まで数える気持ちが大切である。
 その間に訴えが見えることもあるはずだ。

(つづく)

【引用終わり】



 障がいのある人も自らしたいと思うことがあるという前提で、かかわることである。
 支援者は相手の動きや反応に合わせることが大事だ。
 明確な言葉などで訴えることがほとんどないので、なにがしたいのかわかりづらい。
 でも、障がいのある人なりの訴え方があるはず。
 それを見抜く必要がある。
  
  (ケー)

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