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 重度の知的障がいのある人は、言葉はもちろん身振り等によるコミュニケーションができない場合がある。
 そのため、要求そのものを周囲の人たちが理解できず、トラブルが生じたりする。
 周囲が理解できる発信手段を習得してもらう工夫が必要だ。
 要求行動が指差し等で発信できる場面を多くつくって、見本を提示してから同じ行動ができるようにする。
 そして、だんだんと見本なしでも指差し等が自発するようにしていく。
 以下の引用に、そうした問題が述べられている。

 本論文の紹介は第19回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

1-4 発信手段を持たない

 発信手段がなければ訴えることができないのは当たり前のことである。
 外国に行って言葉が分からないときには,あまりコミュニケーションをとりたくない人が多いはずである。
 訴える手段を獲得すると訴える行動も増えてくる。

A-1 ノンテク・コミュニケーション技法を利用する

•A-1-1 補助手段(指差し,身振り等)を教える

 音声等,他人に理解できる形での発信手段を持たない場合は,直接行動で訴えることがある。
 例えば,空腹なため他人の食べ物を勝手に奪い取る人もいる。
 そのことが誤解やトラブルを生む一因となる。
 もし,身振りや指差しで訴えることが出来たら,周囲の人は理解してくれるだろう。

 飲み物を選ぶときに直接手でとって選択してもらうのでなく,手の届きにくいところにおいて手を伸ばしてもらうことで,手で直接つかむという行動を,手で指すという間接的な要求に変えることが出来る。

(つづく)

【引用終わり】



 言葉に変わり得る補助手段の習得によって、周囲との関係がより良くなる。
 明確な要求があれば、支援しやすい。
 障がい者や支援者等の関係を安定させる上でも、わかりやすいコミュニケーション手段をつくりあげる必要がある。
 
 (ケー)
9月28日(日曜日)「山形県知的しょうがい者福祉大会・本人大会」が
新庄市民文化会館を会場に開催されました。
福祉大会縮小1

午前中は、育成会大会(式典)で、今年度は吉村美栄子知事も来賓としておいでくださいました。
福祉大会縮小2

知事感謝状の授与 
福祉大会縮小3

本人大会・本人決議 採択
本人大会実行委員が決議文を読み上げてくれました。
それを聞いていたある町の育成会の会長さん、「元気で上手だった」と
ハンカチで目頭を押さえていました。
やっぱり、育成会のみなさんは心が優しい(^^)
福祉大会縮小4


後半は本人大会!
実行委員会ができたばかりのときは、どうなることかと思われましたが、
本番までに何度も集まり、練習をした成果が発揮されておりました。
まずは、リラックス体操から
福祉大会縮小5

〇×クイズです。ご当地問題もあり盛り上がっていました。
福祉大会縮小6

会場の方にもどうして〇だったのか、×だったのか理由を聞いています。
本人さんたちも発言したくて、たくさんの方が手を挙げてくれました。
逆に保護者さんたちの方が、ハラハラドキドキしていたそうです。
もっとお子さんを信じましょうよ!親が思っている以上にいろいろ考えているんだと思いますよ!
福祉大会縮小7

さて、次はサイコロトークです。
これも会場からやりたい!という本人さんがたくさん参加してくれました。
福祉大会縮小8

たくさんの質問に、本人さんたちが真剣に考えて答えてくれました。

そして、実行委員長のお礼のあいさつがあり大会は無事に終了いたしました。
福祉大会縮小10

会場の外では、地元の福祉施設の販売が行われており、こちらも大盛況のようでした。

山形県をはじめ、行政・各関係団体のみなさま、新庄最上地区手をつなぐ育成会のみなさま
本当ご協力ありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


ご訪問ありがとうございました。事務局(F)






 コミュニケーションに問題のある障がい者には、視覚的手がかりを使っての伝達は有効である。
 実際、以下の引用のような工夫が行われている。
 実物、シンボル、写真、文字等による提示である。
 障がい者それぞれに合ったものによる使用が重要だ。

 本論文の紹介は第18回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

1-3 聞こえていない

R コミュニケーション(受信)を支える技法

R-3 絵やシンボル等で分かるように伝える

 知的な障害や聞こえに問題がある場合,視覚的な手がかりを使って現在の状況・活動や次にあるスケジュール,して欲しいこと,次にできる選択肢などを伝えていくことは有効なことである。
 話し言葉など聴覚的な情報と違って,視覚的な情報は一度に複数の情報を表すことができる,いつでも確認できる(消えてなくならない)などの利点がある。
 そのことが障害のある人の理解を助ける上で役に立つ。

 視覚的な情報としては,実物(その活動などに関連のある物を提示する。例えば,食事の時は箸を見せる),シンボル(絵文字),写真,文字などがある。
 一般的に実物の情報が最も簡単で,文字は一定の学習が必要なため難しい。

 シンボルには様々な種類があり,その人の理解力に合わせて使用していく必要がある。
 最近ではパソコンを使ってシンボルを編集するソフトもあり,カードやボード,ブックなど様々な形態のものを作成する上で便利になってきている。

 写真もまた,デジタルカメラやインスタントカメラの普及により,即時性の高い情報となっている。

(つづく)

【引用終わり】



 言葉などによる聴覚的情報にくらべ、実物等の視覚的情報は、確認しやすいというメリットがある。
 聴覚の場合は瞬間的情報だが、視覚の場合はそこにある限りずっと見ていることができる。
 何度でも見て確認しやすい。
 聴覚に比べて、視覚はその分手間がかかることは確か。
 しかし、現在デジタルカメラで気軽に視覚情報は提示しやすくなっている。
 そうした道具を活用して、具体的に情報を提供することである。
 より良い伝達手段として積極的に視覚情報を提供できるようにしたい。
 
 (ケー)
障がいが重い人は、言葉によるコミュニケーションが困難である。
 そうした場合、言葉だけでなく身振りをまじえたり、指差ししたりして伝達しようとする。
 言葉という音声だけでは伝わりにくい内容を、より具体的に提示することになる。
 そうしたコミュニケーションのあり方について以下で述べている。

 本論文の紹介は第17回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

1-3 聞こえていない

R コミュニケーション(受信)を支える技法

R-2 身振り等分かるように伝える

 重い障害がある場合,言葉(聴覚的な情報)だけでは十分に周りの状況やこれからあることなどを伝えることが困難な場合が多い。 指差しや身振りを用いて情報を補いながら伝えることが大切である。
 支援者が気をつけておく点としては,指差しも身振りも,伝えたい相手が見ていることを確認しながら行うということである。

 運動障害や知的障害がある人は,指差しに気づきにくいことも少なくない。
 遠くの物でも指差しで見ることができるのか,直接物を叩かないと見られないのかなど,指差しに気づく範囲を確認しておく必要がある。
 指差しは,見て欲しいものや次に行く場所などその場にある物を示すのに有効である。

 また身振りは,その場にない事柄も表現できるため,便利なものであるが,支援者にも伝える相手にも一定の学習が必要である。 
 身振りで伝える場合は,理解できている身振りとそうでないものを整理し,確実に伝わるものと生活の繰り返しの中で導入しているものを区別しておく必要がある。
 一般的に,日常よく皆が使っている身振り(バイバイ,いただきますなど)や,状況をそのまま再現するマイムの様な身振り(食べる,手を洗うなど),身体部位と一致した身振り(くつ,ぼうしなど)の方が分かりやすく,導入に向いている。
 知的障害がある人の身振りサインとしては,マカトン法などもある。

(つづく)

【引用終わり】



 上記において、マカトン法がふれられている。
 マカトン法とは、次のようなものである。
 以下
 http://www.geocities.co.jp/SweetHome-Brown/8866/page023.html より引用。

マカトン法は、英国のマーガレット・ウォーカーらによって
開発された言語指導プログラムです。

マカトンという名前は、Margaret Walker、Kathy Johnson、
Tony Cornforthの3人の名前に由来します。

マカトン法は、1972年にことばの発達が遅れている人の中でも、
とくに聴覚障害と知的障害とをあわせもつ人を対象として開発されました。
現在では、知的障害やダウン症、自閉症をもつ人たちへも広く適用されています。

マカトン法は、ことばの理解よりも、ことばを話すことが苦手な人たちへの
言語・コミュニケーション指導に有効です。

 マカトン法は、動作サインやシンボルを話しことばと
同時提示する方法が中心です。
すべてのことばにサインやシンボルをつけるのではなく、
文脈を理解する鍵となる単語のみに、会話の語順にそって、
動作サインやシンボルをつけて提示します。

 約330の核語彙は、日常生活で頻繁に使用される基本的な語彙で、
幼児期の言語発達を考慮した上で厳選されています。
核語彙は言語発達や生活空間の拡がりを考慮して
9つの段階に分類されていますので、系統的に学習を進めることができます。
 
マカトン法を用いた指導によって、言語面だけでなく
社会性や学習態度の向上といった変化も報告されています。
 
 (ケー)
 「聞こえ」の状況を明らかにしておくことは重要である。
 聴力検査はできるだけやっておいた方がよい。
 「聞こえ」がどうなっているか、ある程度わかっていれば、支援のあり方にもかかわってくるからである。
 より良い支援が可能となる。

 本論文の紹介は第16回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

1-3 聞こえていない

R コミュニケーション(受信)を支える技法

R-1 聴力検査を実施し,適切な補聴手段を提供する

 聴覚に対する反応が乏しいようであれば,「聞こえ」に関して相談できる医療機関で聴力検査をすることが望ましい。
 自覚的な聴力検査が出来なくても脳波を用いた聴力検査も可能である(ABR(Auditory Brain-stem Response:聴性脳幹反応)検査)。

 「聞こえ」に問題がある場合は,可能な限り治療(中耳炎など)や補聴をする。
 また補聴器等が十分に有効でなくても,「聞こえていない」,「この高さ,大きさの音は聞き取りにくい」と分かっているだけでも,関わり方への注意は可能である。

(つづく)

【引用終わり】



 重複障がい者にとって、「聞こえ」がどうなっているかしっかり把握できていれば、より良い支援につながる。
 結構、「聞こえ」に問題がある場合が多いからである。
 それを考慮せずに支援していると、ちぐはぐな支援になりがちだ。
 可能な限りの「聞こえ」の検査はしておくべきだ。
 
 (ケー)
 重度の障がいは、重複した障がいのある人が多い。 
 知的障がいはもちろん運動障がいなどもある。
 視覚障がいや聴覚障がいを伴うことだってまれでない。
 そうした障がいの中で、聴覚障がいを見逃す場合がある。
 コミュニケーションにおいて、知的な問題があるから理解できないととらえてしまいがちだ。
 聴覚障がいがあって聞こえていないかもしれないと考慮しなかったりということもある。
 そうした可能性も考えた正確な実態把握が求められる。
 以下、そうした対応のあり方を述べている。

 本論文の紹介は第15回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

1-2 発信する必要が無くなっている(意欲低下)

【事例】

1-3 聞こえていない

 重い運動障害や知的障害がある場合,周りの刺激に対して反応が遅れたり,明確な反応がなかったりする。
 そのことは周りの音への反応に関しても同様である。

 運動障害や知的障害のある人の中には,聴覚障害が重複している場合も多い。
 しかし,反応の無さや乏しさが運動障害や知的障害のせいだと考えられやすく,聴力障害が見落とされている場合も少なくない。

 環境の中の音,人の声など耳から入ってくる情報は,自分の置かれた状況を把握したり,ことばを理解したりするためにとても重要なものである。
 こちらから声をかけて働きかけたとしても,聞こえていなければ働きかけそのものには意味はない。
 日頃から聞こえに対する反応に気をつけておくことは大切である。

(つづく)

【引用終わり】



 以上のように、聞こえに対する重複障がい者の反応はどうか、良く見届けることが大切だ。
 そうしたことによって、聴覚に配慮した支援になる。
 重複障がい者は、そうすることでどんな反応をするか留意する必要がある。
 
 (ケー)
山形県コロニー協会さんから、地域交流「コロニー祭り」のご案内です。

コロニー祭り1


コロニー祭り2


9月24日(土)11:00~14:30 
山形県コロニー協会特設会場 お問合せ:023-641-7335

小学生までのお子様には、ジュースとポップコーンのプレゼントがあるようです。

そして、印刷をやっている事業所さんだけあって、
「あなただけのオリジナルカレンダーを無料でお作りいたします」という文字発見!
受付は13時までですが、写真をもってくればそれでカレンダーを作ってくれるようです。

あとひと月ほど後のイベントです。今からご予定に入れてみてはいかがでしょうか?

ご訪問ありがとうございます。事務局(F)

 重度障がい者の発信をいかに正確に把握するか。
 温水プールが好きか嫌いかをどのように判断したか、それが以下の事例である。
 以下において、介助者は段階的にいろんなサインを読み取って、判断していたことは確かだ。
 温水プール内での支援法を少々変えたら、楽しそうにするようになった。
 第三者からの貴重なアドバイスが功を奏した。
 
 本論文の紹介は第14回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

1-2 発信する必要が無くなっている(意欲低下)

【事例】

T-6 意図を正確に読み取ることにより本人の発信意欲が増す

 対象は重度の知的障害を伴う脳性麻痺の女性21歳のUさん。
 Uさんは,座位は保持できているが,移動手段を持たない。
 言葉の理解は困難で,具体的な表出手段を持たない方である。
 重症心身障害者のデイサービスに日中通っている。

 デイサービスでは定期的に温水プールを利用している。
 また温水プールが嫌いな人のために,他の活動も用意されていた。
 言葉でのコミュニケーションが難しいUさん達には,水着を見せる,着替えをする,プールサイドまで行くなど,何段階かで利用者の方に活動を予告し,「拒否」のサインがでるようであれば,別の活動に参加してもらうようにしていた。

 Uさんは,どの段階でも「拒否」は出ない。
 しかし,毎回プールに入って10分もしないうちに,大声で泣き叫び出してしまうのだ。
 デイサービスの職員は,「Uさんは温水プールが嫌いだが,事前の予告の意味が分からずに「拒否」することが出来ないのだ」と考えていた。
 また,毎回泣き叫んでしまうので,このまま温水プールの活動を続けるかどうか悩んでいた。

 ある日温水プールに入った時のこと,たまたま居合わせた理学療法士がUさんにライフジャケットの着用を勧めた。
 もっと安定して水の中での活動が楽しめるだろうという配慮からである。
 その日Uさんは,泣き叫ぶことなど全くなくとても楽しそうだった。

 Uさんはプールの活動が嫌いなのではなく,不安定な姿勢にされる状態が嫌だったのだ。
 それ以来Uさんは毎回ライフジャケットを着用し,温水プールの活動に参加している。

(つづく)

【引用終わり】



 介助者は、支援のあり方について悩んでいた。
 うまくいく方法はないか。
 常時考えている。
 うまくいかない場合は、今のやり方に問題があるはず。
 自分なりの工夫では限界がある。
 第三者の目を通したアドバイスを素直に受け入れてみることも大切である。
 
 (ケー)
山形県健康福祉部障がい福祉課地域生活支援担当からのご案内です。

2016FIDジャパン・チャンピオンシップソフトボール大会「第20回」の開催

ジャパンソフト(縮小版)


ジャパンソフト2(縮小版)


期日:2016年11月26日(土)・27日(日)
会場:酒井スポーツ広場  神奈川県厚木市酒井地先
参加料:1チーム 15,000円 (雨天等による中止の場合、参加料は返金しません)
申込期限:2016年8月31日(水)必着 
※締め切りが迫っておりますが、選手への連絡調整にも時間がかかると思いますので、
 個別にご相談をいただければ考慮しますので、ご連絡をお願いいたします。

大会事務局 FIDジャパン・チャンピオンシップ大会実行委員会事務局 担当:三分一
 〒231-0846 神奈川県横浜市中区大和町1-5-7
 TEL:080-3424-7403  FAX:045-624-2643 Mail:jpn-champ-ships@gol.com

※この大会は、スポーツ振興くじ助成をうけています。

詳しくは、後程HPにも掲載させていただきますので、しばらくお待ちください。

ご訪問ありがとうございます。事務局(F)


 支援者側が障がいの重い人の意図を読み違えてしまった。
 それが、以下の事例である。
 言葉でのやり取りができない。
 そうなると、支援者側も今までの相手の行動がどうだったで判断してしまう。
 相手に対する思い込みが誤解を生ずることもある。
 支援者側はこうしたことも考慮した対応が必要である。
 
 本論文の紹介は第13回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

1-2 発信する必要が無くなっている(意欲低下)

【事例】

T-5 意図を読み違えることにより本人の発信意欲の低下を招く

 対象は小学部に在籍する知的障害と自閉症を併せもっているT男である。
 コミュニケーションするときには,手を取って引っ張っていくなど直接行動とクレーンが多かった。
 授業中,本児が後の扉から出て行こうとするので,教師は,朝行った大好きなトランポリンを思い出して,教室から出て行こうとしているのだと思い,「トランポリンは後で」と伝え,席に戻していた。
 これらのことを数回繰り返した後,T男はその場で失尿してしまった。

 教師は,T男の行動を,朝行ったトランポリンであると思い込んでいたために,T男が伝えたかった「トイレ」というメッセージを理解することが出来なかった例である。
 支援する側の思い込みが強すぎる場合,間違った意図を読み取ってしまい,本来の意図が支援者にうまく伝わらないことがあるのである。

(つづく)

【引用終わり】



 障がい者の発信を読み取ることの難しさを上記の事例は示している。
 でも、相手のサインが今までと少々異なっているのでないか。
 そうした問題意識で対応する必要がある。
 だんだんとサインの違いについて理解していく。
 同じように見えるサインの違いを読み取る力が、支援者としての力量だ。
 
 (ケー)

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