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山形県内も今年一番の寒波が来ており寒さも雪も厳しいですが、みなさまお体の調子は大丈夫でしょうか?

機関誌「手をつなぐ」を購読されていらっしゃる方はもうお読みになっているでしょうが、私も今回じっくり読む時間があったので(いつもはじっくり読んでないのか!とつっこまないでください)読んでみました。
1月号の特集は『自己決定』についてでした。

今回は障害のある方にインタビューや文章で、ご自分の「自己決定」について経験や思いを語ってもらっている内容でした。

お1人目は、48歳の男性の方で、入所施設が嫌で何度も脱走したりしながら現在のグループホームに、悩みながらも自分で入ることを決めて暮らしている方でした。
グループホームも、やはり自分の家ではないので自由ではないし仲間外れにされたりもするけれど、一人暮らしは火事とか地震とかあると一人では心配だからグループホームで暮らすのも仕方がないかな・・・と思っている方でした。

お2人目は82歳の女性の方です。
この方は30歳から入所施設で50年位暮らしてから80歳を過ぎてようやくグループホームで暮らすことを自分で決めた方ですが、この50年の間に、施設の方からの誘いでグループホームの体験を3ヶ所しているのですが、家族の反対により施設に戻されています。
現在はグループホームで暮らしていますが、なぜグループホームで暮らせるようになったのかというと「家族がいなくなったから」だそうです。
今まで家族が決めてきたことを今後は全部自分で決めなくてはいけないことを、大変だとは思わないそうです。
難しい事は補佐人さんの手伝いを受けながら、ずいぶん遅くなってしまいましたが自分で決める自由を楽しんでいるという事です。

もう1人の方は35歳の男性で、施設入所、グループホームでの生活を経て、現在は一人暮らしをしている方です。
この方は、「自己決定」するときも迷うつらさがあるそうです。それは迷うのには慣れていなかったからだそうです。
そして自分で選んだことに対して喜びを感じたそうです。
ですが、もっと大きい喜びは、自分たち障害者にも「権利」があると勉強したときにやってきたそうです。
うまく選べなくても、失敗しても、迷う事も、どれも、誰にもある権利なんだ
だから、障害が重くても「選べない子」なんていないんだ。と言っています。
でも、1人暮らしできるから何でも1人でどうぞ、というのは違う、どんな支援が必要かを聞いて欲しいし、どの支援を選ぶかを任せて欲しい。
知的障害があっても選ぶ権利と喜びがあるって信じてくれる人に助けて欲しい。と締めています。

なんだか、頭をガーンと殴られたような感じがしました。
なんでも自分で決めることが当たり前となっている健常と呼ばれる人たちには「決める喜び・迷うつらさ」は感じにくいことなのですかね。
それから・・・障害のある本人の事を考え、家族は本人に代わって決めるのでしょうが、それが本人にとっては最善ではない事もある。ということですよね・・・

もちろん障害の程度により、完全な自己決定が難しい人も沢山いるでしょう。
それでも、支援を受けながらでも自分で決める喜びをわが子にも知って欲しいなぁ・・・と思わずにはいられませんでした。(F)

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