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 以下のセミナーを受講して、本人が望む普通の生活を実現する制度(第34回目)について、第33回目に続いて述べる。

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○ 11月17日(水)「(2010年度)第12回権利擁護セミナー」
○ 会場=日本財団(東京都港区赤坂)
○ テーマ=「これからの成年後見と虐待防止〜知的障害のある人の権利をまもる〜」
○ 主催=社会福祉法人全日本手をつなぐ育成会
○ 第1部 基調講演 11/17水曜日、10時〜10時50分
○ 基調講演講師 細川瑞子氏(全日本手をつなぐ育成会・権利擁護委員・中央相談室長)
○ 基調講演テーマ「身上監護の福祉システム化をめざして〜本人の『生きる』を支援するために〜」

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【講演内容】

身上監護の福祉システム化をめざして

 細川氏は、「身上監護の福祉システム化をめざすには、ソーシャル・アクションを起こす力量が育成会には求められている」として、次のように述べる。

1 「『身上監護の福祉システム化』は、成年後見制度という民法、私法に置かれた制度を、社会福祉法へと動かすものであり、大きな軌道修正を迫るものである。」
 
2 「これまで財産管理に焦点が当たり、裁判所の管轄にある成年後見制度を、その目的を身上監護であることを明確にし、福祉システムに入れるのである。」

3 「当然、法の理念も所管も財源をも変更することを意味する。」

4 「これを動かすには大きな力が必要であり、親の会を挙げて取り組まなければならない問題である。」

5 「しかも、ただ主張するだけでなく、裏付けとなる理念や、各地域での実践から見えてきた事実をしっかりと伝えていくことが重要である。」

6 「つまり、当事者でなければ分からない問題については、社会に発信し、社会の理解を得て、根本的に解決するためには、それを求める者自身が、その『必要性』とその『目的』を明確にした上で、、『改善の方向性』を提案していく。」

7 「つまりソーシャル・アクションを起こしていくことが、これからはより重要になるのであり、親の会もその力量を持つことが求められよう。」

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 以上、「身上監護の福祉システム化」を実現するには、今までの成年後見制度と異なる、大きな軌道修正が求められる。
 そうなれば、社会の人たちが納得できるように説明しなければならない。
 自分たちにとって、切実な問題であることを、社会に対し訴え、今ある問題に対する改善策を提案していくことだ。
 自らの知恵と行動で、多くの人との連携と協力のもとに、今ある壁を克服するしかない。
 ここでは、みんなの力を結集することが求められる。
 今こそ、育成会が一丸となって、「身上監護の福祉システム化」運動に取り組む必要がある。  
 (ケー)
 
 (第35回目=最終回に続く)

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