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 11月17日(水)、日本財団(東京都港区赤坂)を会場に、「(2010年度)第12回権利擁護セミナー」があった。
 テーマは「これからの成年後見と虐待防止〜知的障害のある人の権利をまもる〜」。
 主催は、社会福祉法人全日本手をつなぐ育成会。

 趣旨は、次のとおり。
 「知的障害のある人が、人としての尊厳が守られ、本人が望む生活を実現し、安心した生活を送れるために、社会の中で地域の支えをつくる、さまざまな準備をすることが必要です。
 その一つが成年後見制度の見直しや展開、虐待をいかに防止するかです。
 そしてそれは、さまざまな立場の方の協力なしにはあり得ません。
 今セミナーを通して、これらのテーマをより掘り下げて検証し、具体的な提案につなげたいと思います。」

 第1部と第2部の午前・午後に分けて目いっぱい中身の濃い内容であった。
 講師・シンポジストもその道で活躍している人たちを集めて、最前線の話を聴くことができた。
 これだけの人材を集めて研修会を開催することは、山形県ではちょっと無理。
 最新の研究・実践成果を学ぶことができた。
 配布資料もきちっとまとまった、論文に近い形のものである。
 その資料に基づいて、ブログに今後書き込む。

 まず、細川瑞子氏(全日本手をつなぐ育成会・権利擁護委員・中央相談室長)の基調講演「身上監護の福祉システム化をめざして〜本人の『生きる』を支援するために〜」。
 説明も、資料にそったものだったので、たいへんわかりやすかった。

 第1番目は、育成会の基本的な立場を明らかにしていた。
 それは、成年後見制度への期待として、この制度を積極的に利用してゆくというものであった。
 成年後見人を「知的障害者の人生の伴走者」と位置付けるという指摘である。
 それによって、「本人が望む普通の生活」を実現することになるし、成年後見制度が「支援システムの核」になる。
 究極的には、ノーマライゼーション理念の具現化につながる制度と述べていた。

 私の印象としては、本制度の理解が十分浸透せず、親自身まだ若いからそんなこと考えたくないといったことが多い。
 成年後見制度という言葉だけは、よく聞くようになったが、その中身がよく理解されていない。
 もっともっと理解啓発を図り、実際この制度の活用を図る方策が必要である。《ケー》

 (第2回目に続く)

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