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昔と違って、知的な障がいがあっても、教育は受けられるようになりました。
サービスもどんどん増えてきました。
それもこれも、育成会の先輩会員さんたちがこれまで頑張って活動してきたおかげです。

では、もう育成会の役割はないのか!という話も聞こえてきたりします。
自分たちだけで楽しむレクリエーション活動や研修をやっているだけでは、
育成会の必要性はなくなっていく、ということは間違いないと私も思っていました。


先日、栃木県にいって参加してきた「権利擁護セミナー」
その中のシンポジウムでお話をしてくれた大田区知的障害者育成会からいただいたパンフレットです。
大田区1

知的障がい者を理解してもらうための啓発活動に利用しているパンフレットです。

大田区2

登場しているのは「アンちゃん」と「シンくん」の二人です。
はい(^_-)-☆ここで気が付いた人は頭が柔軟に動いています。
そうです!二人あわせると「アンシン (安心)」になるのです。
小学生などは、すぐに気が付くらしいですよ(^O^)/

大田区3


このパンフレットをもって、あちらの学校、こちらの集会の場 などに出向いて
「知的障がいのある人」への誤解や偏見を取り払ってもらうための活動をしています。

今回の権利擁護セミナーに参加したことで、ひとつ分かりました。
これからは障がいがある人もない人も、同じ地域で普通に生活するという
共生社会をめざして世の中は動いています。

そうしたら、育成会の役割は・・・
地域の方々に知的障がいのある人への偏見を持たないでもらえるような活動を
積極的にやっていく必要があるのではないかと感じました。

育成会に入ると何をやってくれるの?という個人的なメリットではなく、
私たちの大事な子どもたちが地域の人たちから差別されることをなくす、
そんな活動を力を合わせてやっていく、そうして地域の人たちが知的障がいのある人を
特別な目で見ることがなくなってくれば、自分の子どもへの偏見などがなくなり、
結局はそれが個人的なメリットにもなっていくのではないのかな、と思いました。

そういう活動を兵庫県のぴーす&ピース・千葉県市川市の育成会・東京都大田区育成会
滋賀県育成会は率先してやっているのだという事がわかりました。

そして、会場に参加者として来ていた広島県の育成会の方も、
市川や大田区でキャラバン隊を作って啓発活動をしているのを知って
自分たちも(内容はだいぶパクっていると言っていました)行動を起こしているようでした。

そういう活動を行っている育成会の会員さんたちは、
とてもイキイキとしているように感じましたし、
やりがいをもってこの育成会活動を行っているのだろうと思いました。

若い会員さんがなかなか増えないのは全国どこの育成会も同じのようですが、
このような活発な育成会の活動を見た若い親御さんは、
自分の子も偏見を持たれないようにするための活動なら少しは興味をもってくれるのではないのでしょうか。

だって、将来、自分の子が地域の人たちから差別や偏見の目で見られながら生活するよりも
同じ地域の、いち住民として普通に接してもらいながら生活できる方が
ずっと良いことだと思えるのです。


山形県は共働きの数が全国でもトップクラスですので、
会社を休んでまでそんな活動はできないわ!という人もいるとは思います。
その考えはもちろん理解できます。
でも、会社の有給休暇が何日あるかわかりませんが、
この活動に必要性を感じてくれる会員さんがた~くさんいたとして、その活動に出るために
順番に1年に、1回や2回の有給休暇を自分の子どもの将来のために使っても
罰はあたらないのではないのかな~(^_^;)なんて思ってしまいますが、ダメですかね?


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 森はな絵氏の論文「知的障がい者との共生社会の実現」において、参考文献を掲載している。
 共生社会に関する研究や実践を進める上で貴重な文献である。

 森氏からの引用は第67回目。引用は最後の最後とする。



【引用はじめ】

知的障がい者との共生社会の実現
森 は な 絵
www.f.waseda.jp/k_okabe/semi-theses/11hanae_mori.pdf

引用参考文献

◯ カリフォルニアピープルファースト, 1998, 『私たち遅れているの?――知的障害者はつくられる』現代書館
◯ グンネル・ヴィンルンド,スサンヌ・ローレンストレーム=ベンハーゲン著,2009 『見て!聞いて!分かって!知的障害のある人の理解と支援とは』明石書店
◯ 厚生労働省,「厚生白書(昭和 36 年度版)」http://wwwhakusyo.mhlw.go.jp/wp/index.htm (2011.12.15)
◯ 田中耕一郎,2005『障害者運動と価値形成――日英の比較から』現代書館
◯ 清水貞夫著, 2010『インクルーシブな社会をめざして――ノーマリゼーション・インクルージョン・障害者権利条約』クリエイツかもがわ 杉本章,2008『障害者はどう生きてきたか』現代書館
◯ 園田恭一・西村昌記 編著, 2008『ソーシャル・インクルージョンの社会福祉――新しい<つながり>を求めて』ミネルヴァ書房
◯ 高橋幸三郎 編著,2002『知的障害をもつ人の地域生活支援ハンドブック――あなたとわたしがともに生きる関係づくり』ミネルヴァ書房中野敏子著,2009『社会福祉学は「知的障害者」に向き合えたか』高菅出版
◯ 生瀬克己著,2000『共生社会の現実と障害者 二一世紀を生きる障害者のために』明石書店
◯ 生瀬克己著,1999『日本の障害者の歴史――近世篇』明石書店
◯ ピープルファースト東久留米,2007『知的障害者が入所施設ではなく地域で暮らすための本――当事者と支援者のためのマニュアル』生活書院
◯ ビルウォーレル著,2010『ピープルファースト当事者活動のてびき――支援者とリーダーになる人のために』現代書館
◯ ベンクトニィリエ著, 2008『再考・ノーマライゼーションの原理 ――その広がりと現代的意義』現代書館
◯ 松本了編,1999『障害者の人権』明石書店
◯ 三重野卓著,2010『シリーズ・現代の福祉国家 第 7巻 福祉政策の社会学――共生システム論への計量分析』ミネルヴァ書房
◯ 要田洋江著,1999『障害者差別の社会学』岩波書店

【引用おわり】



 一番最初の引用文献 『私たち遅れているの?――知的障害者はつくられる』は、2006年に増補改訂版も出版されている。
 この書では、「遅れを招く環境」というキーワードが当事者や福祉関係者に衝撃を与えた。
 「遅れを招く」の意は、障がい者を一律に処遇して、社会から隔離し、自信を喪失させていることの問題をえぐりだした。
 そして、その解決には、当事者中心のしくみづくりを提案した書である。
 共生社会づくりを考える上で基本となる文献と言える。

(ケー)
 共生社会の実現にはまだまだ多くの課題が残っている。
 ノーマライゼイションさらにインクルージョンといった理念が少しずつ理解されるようになってきている。
 これをもっと理解啓発を図っていくにはどうするか。
 地域おける障がい者の暮らし方に負うところが大きい。

 森はな絵氏は共生社会を実現するための手立てを「互いのことを知るプロセス」と次のように述べる。
 森氏の引用は第66回目。最終回である。



【引用はじめ】

知的障がい者との共生社会の実現
森 は な 絵
www.f.waseda.jp/k_okabe/semi-theses/11hanae_mori.pdf

おわりに

 障がい者福祉の歴史をみていくと、障がい者に対する無意識の差別や偏見がどのように作り上げられたのかがわかる。
 これはおそらく、私たちが反省すべき最大の過ちであろう。
  しかし、ノーマライゼーション理念ができたことにより、障がい者との共生社会実現への光が見え始めた。
 ニィリエが提唱したノーマライゼーション原理は、いかに障がい者が差別され生きていたのか明らかにしたのと同時に、今後障がい者が地域での関わりの中で、どのように暮らしていくべきのか明確にしてくれた。
 また、そのノーマライゼーションを 具現化していく過程の中でノーマライゼーションを超えるインクルージョンの理念が登場 し、福祉分野にとどまらず、教育や雇用といった社会全体としての共生社会が目指されるようになった。
 現在は、残念ながらまだ差別文化が残っており、共生社会実現は厳しいと 思われるが、これから地域の中で障がい者と健常者がどのように関わって生きていくのか、そしてそのために私たち一人一人が出来ることは何なのかもう一度考え、それをアクショ ンとして起こすことにより、道は開けていくと思う。
 そこで大事なことは、「お互いのことを知る」というプロセスである。
 例えば、今障害のある人たちがどの様に地域で暮らしていきたいと思っているのか、またそのために私たち健常者ができる支援とは何なのか、向かっていく方向を明確にしなければ何も始まらない。
 したがって、障がいのある人たちと 関わっていく中で、「共に生きていく」という意識をそれぞれが高めることにより私たちが望む共生社会は実現できるのではないかと思う。

【引用おわり】



 障がい者の理解を進めるには、障がい者自ら地域の人たちと積極的に交流することである。
 そのためには、支援者が障がい者のニーズや特性に応じた支援を行う必要がある。
 障がいのない人と障害のある人、そしてその支援者が一体となった地域の暮らしをなすことである。
 互いに「もっと知る」ことだ。
 はじめは、なんにも関係ないところから、ちょっと会釈をする、あいさつをかわす、恥ずかしくなく声かけあう、仕事を分担し合うといった関係の向上に努める。
 こうしたことによって互いの関係を深めていくことになる。

 以上、66回もの間本ブログにアクセスしてくれた人がいたとすれば、感謝する。
 森はなえ氏には許可も得ることなし、勝手に引用を続けた。
 ブロガーにとっては非常に勉強になった。
 いかに、共生社会は重要であるか。そのために、どんな取組が必要か。少しはヒントを得ることが出来た。
 66回をもう一回ふり返って読み直さないと。

(ケー)
はとぽっぽ通信の見出しをそのまま使ってしまいました。
ごめんなさい、佐藤さんm(__)m

ユニバーサルデザインタクシー(UDタクシー)私も知りませんでした!
まぁ、佐藤さんが知らなかったものを私が知っているハズはないですが・・・

P8061877.jpg
先日の花笠まつり、これしか撮れなかった(´・ω・`)

ユニバーサルデザインということだから、
車いすのまま乗れたり、ベビーカーや、バギー、
大荷物の人も乗れるというタクシー、良いですよね。

予約をしてから利用する介護タクシーと違い、
UDタクシーは、流し営業をしている通常のタクシーと同じ!というのが
すごいですし、良いですよね!
健常者だろうが、障がい者だろうが、高齢のご老人、妊婦さんも利用できる
ということですものね!


はとぽっぽ通信によると、昨年の3月28日からUDタクシー認定制度がスタートした
ということですから、まだ1年半くらいということになります。
詳しくしりたいかたは、是非はとぽっぽ通信を読んでみてください!

さすがに山形ではまだないだろうな~と思って
ググってみたところ、米沢にありました\(^o^)/!
”米沢酒類販売株式会社 タクシー事業部 ツバメタクシー ”
UDタクシー1台とHPに書いてありました。
しかも、サービス紹介に「育児支援あり」 「子育てタクシー」
なんてことも書いてあります。
なんか興味わいてくるタクシー会社ですね。

残念ながら他には、県内でUDタクシーで引っかかるところはなかったです。

最後のほうに佐藤さんが書かれています。
「みんなが乗りやすくて荷室が大きい普通のタクシー。
道端で手をあげたらUDタクシーが停まってくれた、
そんな風景が早く当たり前になってほしいな、と思います」


ホントホント!(*^。^*)私もそー思いますっ!!
早くそんな山形になってほしいです!

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 一般の人が合理的配慮と言われてもピンとこない。
 これからごく当たり前の言葉として、理解を進めていかなければならないことである。
 まず用語の理解がないと事は始まらない。

 そのことについて、森はな絵氏は次のように述べる。
 森氏の引用は第65回目となる。



【引用はじめ】

知的障がい者との共生社会の実現
森 は な 絵
www.f.waseda.jp/k_okabe/semi-theses/11hanae_mori.pdf

4.4 共生社会実現への道のり

 障害者権利条約のなかで、「障害のある人がない人と同じように生活するために過大な負担とならない範囲で行う配慮や工夫」を「合理的配慮」と定めているが、その認知度は非常に低い。
 このように、いくら政府が障がい者分野に力を入れたとしても、問題は社会の中にある。
 そのため、その社会を構成する国民一人一人が障がい者に関心を持ち、差別意識を改善しようと心がけなければ意味がないものになってしまう。
 共生社会を目指すのであれば、まずは相手のことを知る努力から始める必要があると思う。
 その機会を誰もが持てるよう、インクルージョン理念に基づき、共生社会実現へ向け、啓発活動、政策作り、 環境作り等を考えていくことが政府の役目である。
 そして、それを他人事とせず自分にも関わることであるという意識のもと、積極的に障がい者との交流をはかることが私たち健常者のできることだと思う。
 しかし大事なのは、理念や政策が先走ってしまい、ただ理想論を並べたものになってしまわないようにすることである。
 ノーマライゼーションやイン クルーシブ等といった理念を、国民と共有できて初めて共生社会実現へ向かっていけるのではないかと思う。

【引用おわり】



 「障害者差別解消法」が平成28年4月より施行される。
 行政や事業所において特に障がい者に対する「合理的配慮」が必要になる。
 障がい者が生活しやすい対応が求められるのだ。
 物理的環境の壁、制度の壁に関する改善は最大限行うことが大事である。
 さらに、心の壁と言われる「差別」や「排除」に関する内心は個々の主観である。
 それぞれが障がい者とどう付き合うかにかかってくる。
 今までの付き合い方や程度に左右する。
 結局は、交流の機会を増やすしかない。
 障がい者も臆せず地域に出ていくことである。そして、地域の不便や不満を訴えることも必要である。
 ただ、それだけでは地域の受け入れが良くないかもしれない。地域生活の楽しさや便利なことも同時に伝えていく。
 互いの了解があれば、合理的配慮に対する意味も理解されるだろう。

(ケー)

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