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主催:山形県
主管:山形県社会福祉事業団
山形県心身障がい者地域福祉対策促進事業
(矯正施設等退所障がい者地域移行支援事業)
「罪を犯した障がい者、高齢者の支援」に関する研修会
    〜ともに生きる社会を考える2012〜


この研修会に行ってきました。


午前中の講演
セーフティネットとしてのこれからの福祉と更生保護の連携を考える
NPO法人ワンファミリー仙台
理事長 立岡 学 氏


午後からの講演
司法と福祉の連携を考える
矯正・更生保護から見た福祉との連携について
メンタルパイロテージジャパン オフィスろごす
代表 吉田 香里 氏


資料の数々


その他、山形県での事業報告として

1.更生保護施設の社会福祉職員の活動から
 更生保護法人 羽陽和光会
 補導主任福祉職員 芳賀 友幸 氏

2.地域生活定着支援センターの支援から
 山形県地域生活定着支援センター
  所長 二関 郁子 氏

以上のお二人の講演もありました。

難しそうな内容でしたので、私などが聴いてもチンプンカンプンで
理解できるのか心配しながら聴きはじめました。

かなり重い内容だったのですが、大変興味深く
その重要性を感じてきました。

ただ、育成会としてなにかお手伝い出来る事などは
ちょっと無いかも・・・と思ってしまいました。

話しを聞いていて、犯罪に巻き込まれてしまったり
ホームレスになってしまうような方は
中軽度の知的の方や、発達障害の方が多く、
幼少期からあまり家族から愛情をかけてもらえなかった
人が多いようでした。

しょうがいが軽いからこそ、しょうがいがある事に気が付かず
健常の人と比べられ、辛い思いをしているようでした。

しょうがいが有ろうが無かろうが
健全に子どもが育つには
無条件に親に愛される経験をすることだ。
と聴いたことがありますが、
まさにそうなのだと感じました。
本当にいろいろと考えさせられる研修会でした

お昼休みに私の名前を呼ぶ声がしたので、誰かと思いましたら
米沢の栄光園の副園長でした。
声を掛けていただいてありがとうございました。

それから、今回の主管の事業団の相談支援事業所ゆあーずの
Tさんからも声をかけていただき、ウチの息子の様子を
気にかけてくださっており大変ありがたかったです。
今後ともよろしくお願いいたします。(F)
 次のような「罪を犯した障がい者への支援」に関する研修会の報告である。
 その?=最終回。
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 「罪を犯した障がい者、高齢者の支援」に関する研修会
 〜ともに生きる社会を考える〜
 日時 平成23年2月3日(木)13:00〜16:15
 場所 山形市総合福祉センター 交流ホール 山形市城西町2-2-22
 主催 山形県 主管 社会福祉法人 山形県社会福祉事業団
 テーマ 「罪を犯した障がい者の支援を考える」
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 講演 「罪を犯した障がい者への支援を確立するために」
     〜「生きにくさ」を抱えた○○さんへの支援の創造〜
 講師 社会福祉法人紫野の会知的障害者更生施設かりいほ
    施設長 石川 恒 氏

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【頼れる人がいる事がキーポイント】
 
1 本人の社会復帰には、頼れる人がいる事がキーポイントであり、本人が安心して暮らせる人間関係を築くきっかけが必要で、そのようなことが可能な生活の場、環境をつくらなければならない。

2 そこで、鍵を握るのは支援者なのだ。

3 生きにくさを抱えながら困っていて、社会と上手につながることが難しい本人たちは、信頼に足る支援者を必要としている。

4 その支援で必要なのは矯正教育ではなく、本人たちへの生活支援である。

5 真に必要なのは、本人の生活を豊かにし、人と人とのかかわりを大事にし、本人の支えになる支援者である。

6 入所型施設の新しい役割(機能)は、より手厚い支援のできる場となることであり、より重たい問題を抱えた人たちの支援ができるようにすることである。

7 生きにくさを抱えた本人対しては、何よりも人とのかかわりを大事にした支援が必要である。

8 本人が働けないとか、虐待を受けてきたといった実態を理解して、より手厚いかかわりと、支援のできる場が必要である。

9 利用者ひとりひとりに応じた個別支援の提供の場として、地域生活支えるために入所機能を持った施設は必要である。

10 本人が安心できる状態をつくると、本人は自分なりの「晴れ舞台」づくりに向けて動き出す。

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【感想】

 生きにくさを抱え、極めて低い自尊感情の本人にとって、支援者からの信頼はなにより代えがたいものである。
 今まで、親にも家族にも、接する人たちからほとんど不信の目で見られ続けてきたのである。
 本人があの人からなら、信頼されているといった一筋の光でもあれば、社会復帰を促すきっかけとなる。
 そうしたことができるシステムも、施設も、支援者もまだまだ足りないのが現状である。
 
《今回で「罪を犯した障がい者への支援」は最終回》
次のような「罪を犯した障がい者への支援」に関する研修会の報告である。
 その?。
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 「罪を犯した障がい者、高齢者の支援」に関する研修会
 〜ともに生きる社会を考える〜
 日時 平成23年2月3日(木)13:00〜16:15
 場所 山形市総合福祉センター 交流ホール 山形市城西町2-2-22
 主催 山形県 主管 社会福祉法人 山形県社会福祉事業団
 テーマ 「罪を犯した障がい者の支援を考える」
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 講演 「罪を犯した障がい者への支援を確立するために」
     〜「生きにくさ」を抱えた○○さんへの支援の創造〜
 講師 社会福祉法人紫野の会知的障害者更生施設かりいほ
    施設長 石川 恒 氏

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【本人が選ぶ福祉にしなければ】
 
1 本人の安心はひとりひとり違うのだから、本人の安心をつくりだす個別支援が必要だ。

2 本人の生きにくさの理解を進めながら、ひとりひとりの安心をつくりだす。

3 場所と時間を共有した支援者のかかわりは、本人に対してひとりひとりに応じたていねいな支援であり、それは必然的に個別支援にならざるをえない。

4 本人自身が自分のことを自分で決めることへの支援をすることが大事であり、支援者が本人の思いに徹底的につきあい、本人が自分で決めることを積み上げていけば、自分自身で福祉の支援を選ぶようになる。

5 本人と一緒になって、支援者は現実(できること、できないこと)と折り合うことへの支援することで、本人も「しょうがない、まぁいいか」となるはず。

6 福祉は本人にとって豊かでなければならない、そうでなければ福祉を選ばない。

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【感想】

 本人たちひとりひとりに即した個別支援のあり方こそ求められている。
 本人たちの生きにくさの現実がどのぐらい理解されているか。そして、それを解決する手立てがきちっととられているか。
 このためには、支援者の共通理解が大切であり、一つ一つの事例にあった対応が個別の支援計画として立案する必要がある。
 さらに、計画を実施し、絶えず問題の修正を図るといった地道な取り組みがなければ、本人の安心をつくりだすのは並大抵なことではない。
 本人に対する支援記録もていねいにとることで、本人の変容を明確にしてゆくことも大切になる。
 
《次は、「罪を犯した障がい者への支援?」に続く》
 次のような「罪を犯した障がい者への支援」に関する研修会の報告である。
 その?。
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 「罪を犯した障がい者、高齢者の支援」に関する研修会
 〜ともに生きる社会を考える〜
 日時 平成23年2月3日(木)13:00〜16:15
 場所 山形市総合福祉センター 交流ホール 山形市城西町2-2-22
 主催 山形県 主管 社会福祉法人 山形県社会福祉事業団
 テーマ 「罪を犯した障がい者の支援を考える」
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 講演 「罪を犯した障がい者への支援を確立するために」
     〜「生きにくさ」を抱えた○○さんへの支援の創造〜
 講師 社会福祉法人紫野の会知的障害者更生施設かりいほ
    施設長 石川 恒 氏

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【紙へのこだわりが深刻な問題を引き起こした事例】
 
1 少年院で最大のモンスターといわれた人がいて、こだわりがきわめて強く、紙が自分の周りにないと安心できない人だった。

2 少年院では紙のこだわりが許されず、暴れるのを抑えるため薬漬けにされ、移動も両脇でかかえられないと動けない状況で、3年間少年院にいた。

3 施設に来て紙を制限しなくなったら、女性に抱きついたり、暴力ふるうこともなくなった。

4 最終的には、紙がなければ落ち着けなかったのが、紙がなくても問題を引き起こすようなことがなくなった。

5 少年院では紙を持たせないことでやってきたのを、施設では紙を持たせることに方針を変えたにすぎない。

6 紙への異常までのこだわりが、だんだんと変化してきて、紙がなくても安心していられるようになった。初めは紙を持たせないことでは解決できなかったのである。やはり本人の思いを優先することが大切である。

7 本人を福祉に取り込んだにしても、本人がいいと実感できないと福祉を選ばない。
本人が福祉の支援を受けたいと思うのは、本人への安心が鍵となる。

8 福祉の事業所おいて、本人を枠の中に適応させようとしてもうまくいかないし、それを本人は求めてない。

9 一人一人の状況をきちんと理解して、本人が必要なものをいかに創りだしていくかが課題となる。

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【感想】

 知的障がい者の中には、きわめて強いこだわりをもつ人がいる。
 このこだわりがどのように形成したかはなかなか分析が難しいケースが多い。
 ただ、生まれつき何か物へこだわるだというのは考えにくい。
 生育歴の中で学習してきたものと解釈するのが妥当だろう。
 上記の例のように、紙にこだわったというのは、手触り、こすれる音、破く時の感覚、インクのにおい、色といった複雑な心地よさを本人に与え、安心していられたことに由来していた可能性だってあったかもしれない。
 それを本人が没頭しすぎるということで、生活するのに役立たない、決まった生活にはなじまないという、支援者側の理由によって、禁止してしまった。
 そのことが、本人を不安定にさせ、大なる混乱を招く結果になった。
 本人理解が十分なされないまま、支援者の一方的な生活スタイルが押し付けられたことが問題を生じたのである。
 本人理解には、余裕ある時間が不可欠である。
 そして、試行錯誤しながら取り組んでいく必要がある。 

 《次は、「罪を犯した障がい者への支援?」に続く》
 次のような「罪を犯した障がい者への支援」に関する研修会の報告である。
 その?。
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 「罪を犯した障がい者、高齢者の支援」に関する研修会
 〜ともに生きる社会を考える〜
 日時 平成23年2月3日(木)13:00〜16:15
 場所 山形市総合福祉センター 交流ホール 山形市城西町2-2-22
 主催 山形県 主管 社会福祉法人 山形県社会福祉事業団
 テーマ 「罪を犯した障がい者の支援を考える」
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 講演 「罪を犯した障がい者への支援を確立するために」
     〜「生きにくさ」を抱えた○○さんへの支援の創造〜
 講師 社会福祉法人紫野の会知的障害者更生施設かりいほ
    施設長 石川 恒 氏

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【車いすの女性にも暴力をふるった事例】
 
1 ちょっとした気に入らないことがあればすぐキレル。

2 万引きといった犯罪行為もはたらく。

3 更生施設「かりいほ」に2年間いて施設を出ていった。

4 お父さんが面倒見ると言ったら、人がかわったようにまじめになった。

5 それまでは、家庭にいられずなにかにつけてすぐトラブルを起こした。

6 施設では作業やらなくていいことにした。

7 ずっと親は普通の人と同じように、まじめにやることを要求した。

8 こうした育ちの中で感覚過敏的な反応、過剰なイライラ感を生じ、ちょっとでも自分にとって受け入れがたいことがあると、キレたりするようになってきた。環境要因による二次的な反応と思われる。

9 自分ができないことあると、だめと思ってしまう。

10 自己否定的な負の部分が二次的に強化されてきたため、いらいらするとつい人を殴ってしまったりすることもしばしば。

11 「かりいほ」内では、本人が失敗することをできるだけ避けるため、嫌がる作業活動等はやらなくていいよと言うと、人に対して暴力的に出ることが減ってきた。

12 こうした事例から、一人一人にあった安心して暮らしていける支援のあり方を探ることが重要である。

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【感想】

 自分にとって受け入れがたいことがあると、みさかえなく当たり散らし人に暴力をはたらく。
 我慢ができない。
 自分が認められていないことに対する反発といった要因が大きい。
 本人にとって失敗することは、百害あって一利もない。
 「かりいほ」の支援者は、そのため作業をすることを要求せず、本人の意向を大事にした。
 本人は今までかなり無理な要求をされてきた。
 それがなくなったことで安心し、感情も安定したのだろう。
 支援者が本人の問題をいかに的確に把握し、その解決に向けた方策に取り組めるか大切なことがわかる。

《次は、「罪を犯した障がい者への支援?」に続く》

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