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 大学に障害のある学生を受け入れるために、教員たちもインクルージョンアルバータによる研修を受講している。
 インクルーシブ教育プログラムのあり方について、大学職員が事前に理解してもらうためである。
 障害のある学生にとって、より良い授業とはどういうものかなどを学ぶのだ。

 以下において、そうした内容が詳しく述べられている。  
 本報告書の引用は第159回目だ。
 
 

【引用はじめ】

file:///C:/Users/仁/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/ZKHT9TQV/kaigaishisatsu.pdf
諸外国における 知的障碍者の大学進学 ~アメリカ・カナダ・オーストラリア・韓国の現状~
社会福祉法人鞍手ゆたか福祉会 海外知的障碍者高等教育研究班
長谷川 正人・長谷川 美栄・志免木 章・井手 祐輔/他
2016年11月30日

第2章 カナダにおける知的障碍者の大学進学

第6節 アンブローズ大学の取り組み

4 教員の障碍学生理解と支援のための研修

 大学では、障碍学生の受け皿を固めていくために、障碍学生を受け入れるにあたって、教員らはインクルージョンアルバータによる研修を受けている。
 インクルージョンアルバータは、インクルーシブ教育プログラムを受け入れてくれている大学の職員や教員、学内でリーダーシップを取ってくれる部署の職員に対し、きちんとオリエンテーションを行い情報提供している。
 研修の内容としては、実際に教室に立って教える教員らが障碍学生を受け入れる際にどのようにすればよりよい授業ができるようになるかなどを取り上げ、大学でインクルーシブ教育のリーダーとなる人たちが方向性をしっかりと理解することができることを目指している。
 新しい大学がこのようなインクルーシブ教育プログラムを開始する際には最初から全部をやろうとせず、まず得意な分野で小さな実践をやってみて、その実践体験を積み上げ、多方面に広げていくことが重要である。

 

【引用おわり】

 障害のある学生をはじめて受け入れようとする大学では、できるところから少しずつ取り組んだ方がいい。
 実践的に成功体験を積み上げていくことである。
 障害のある学生も、大学スタッフや一般の学生にとっても良かったと思える小さな体験の積み重ねこそ大切にすべきだ。     
  
 (ケー)
 アンブローズ大学は、障害のある学生と一般の学生の距離が近い。
 授業の中で障害のある学生に対してサポートする学生がいる。
 そのことについて、サポート学生は評価しているのだ。

 以下において、そうした内容が詳しく述べられている。  
 本報告書の引用は第158回目だ。
 
 

【引用はじめ】

file:///C:/Users/仁/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/ZKHT9TQV/kaigaishisatsu.pdf
諸外国における 知的障碍者の大学進学 ~アメリカ・カナダ・オーストラリア・韓国の現状~
社会福祉法人鞍手ゆたか福祉会 海外知的障碍者高等教育研究班
長谷川 正人・長谷川 美栄・志免木 章・井手 祐輔/他
2016年11月30日

第2章 カナダにおける知的障碍者の大学進学

第6節 アンブローズ大学の取り組み

3 一般学生の思い

 アンブローズ大学では、授業のクラスが少人数のため、サポート学生たちと障碍学生との日常的なサポート体制が確立している。
 サポート学生は、障碍学生が授業についていけるよう、すべての学期に専属的にサポートしている。
 学生たちにサポートに関して意見を聞いたところ、「とても楽しく(障碍学生)セリシャさんのサポートをしています。」
 「私たちサポート学生にとっても大きな利益があります。」といった声があがっている。
 サポート学生にとっての利益とは、サポート学生と障碍学生相互の特性や相性を見極めてきちんと配属したこと、小グループの中にサポート学生を配属したことにより、グループの全メンバーの障碍学生理解が促進したことがあげられる。
 さらに、想像していた不安を取り除き、一般学生と障碍学生とが学内における人間関係を作り上げてきたことが大きな利点である。

 

【引用おわり】

 サポート学生にとっても障害のある学生との関係で多くの学びがある。
 そのことをサポート学生は認識している。
 それによって、ますますより良い関係が成り立っている。     
  
 (ケー)
 カナダのアンブローズ大では障害のある学生の1年生には、プログラムサポーターのリサ氏が支援を行う。
 まず、大学生活に慣れてもらうための支援である。
 学生同士の関係、授業への参加などがスムーズにいくようにするのだ。

 以下において、そうした内容が詳しく述べられている。  
 本報告書の引用は第157回目だ。
 
 

【引用はじめ】

file:///C:/Users/仁/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/ZKHT9TQV/kaigaishisatsu.pdf
諸外国における 知的障碍者の大学進学 ~アメリカ・カナダ・オーストラリア・韓国の現状~
社会福祉法人鞍手ゆたか福祉会 海外知的障碍者高等教育研究班
長谷川 正人・長谷川 美栄・志免木 章・井手 祐輔/他
2016年11月30日

第2章 カナダにおける知的障碍者の大学進学

第6節 アンブローズ大学の取り組み

2 プログラムサポーター、障碍学生、保護者の思い

 プログラムサポーターのリサ氏は、すべての障碍学生の 1 年次の支援を行っている。
 入学してから大学生活に慣れるように支援をしている。
 全ての新入生のサポートをしているが、ケロップさんの例でいうと彼が他の学生と同様の経験をしながら、互いに親近感が持てるように支援をしている。
 障碍学生のケロップさんは、大学生活について以下のように述べている。
「好きな授業はバイオロジー(生物学)です。
 ボランティアをしているバレーボールチームではコーチの役割を持ち、ポールというニックネームで呼ばれています。
 人体機能や骨の仕組み皮膚等の詳細な部分を知りたいと興味を持っています。」
 またケロップさんの母親ドンさんは、息子のケロップさんについて以下のように述べている。
 「母親としてケロップのことを心配していた。
 特にケロップが大学で提供されているプログラムに馴染むかどうかが心配でした。
 ケロップにはしっかりと学びたいという欲求がありました。
 しかし、大学側の提供している授業内容が理解できるかということを心配していました。
 可能な限り大学で学べるよう支援していますが、ケロップが取りたいという授業の幅はとても広いのです。
 例えば、心理学、歴史、生物、宗教の授業に参加しています。
 教授陣は、ケロップに教える際に、様々な工夫をしてくれます。
 例えば心理学の授業では、彼の興味が湧くよう他の動物の行動状況例を使うなどの工夫があります。
 心理学を学んできたことで、知識が蓄積されてくると、息子と母親の会話の中で、私がうっかり『忘れてしまった』というようなことを言うと、建設的なコメントを私に言います。
 『年を取ってくると神経が絡まってきたりして、いろいろ大変なことになるのだよ』と励ましの声をかけてくれます。
 こんな話ができるようになるとは予想していませんでした。
 大学へ行って勉強をすることは彼にとって非常にいいことだと思っています。
 また、他の場面においても社会性が向上したことも実感しています。
 非常に高いレベルで現れてきています。
 特定の人ではなく、広範囲にわたって周りの人とコミュニケーションをとることができるようになりました。」

 

【引用おわり】

 障害のある学生は、授業への参加も積極的だ。
 教授陣も授業内容に興味がわくよう努めてもらっているからだ。
 また、学内において様々な人との交流ができるよう配慮している。
 そうしたことがあるお陰で、社会性の向上も著しい。     
  
 (ケー)
 カナダのアンブローズ大学も知的障害のある学生を受け入れている。
 歴史ある小規模大学として、きめ細かな支援が行われている。

 以下において、そうした内容が詳しく述べられている。  
 本報告書の引用は第156回目だ。
 
 

【引用はじめ】

file:///C:/Users/仁/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/ZKHT9TQV/kaigaishisatsu.pdf
諸外国における 知的障碍者の大学進学 ~アメリカ・カナダ・オーストラリア・韓国の現状~
社会福祉法人鞍手ゆたか福祉会 海外知的障碍者高等教育研究班
長谷川 正人・長谷川 美栄・志免木 章・井手 祐輔/他
2016年11月30日

第2章 カナダにおける知的障碍者の大学進学

第6節 アンブローズ大学の取り組み

1 アンブローズ大学の概要

 アンブローズ大学の創立は 1921 年である。
 キリスト教系の私立の大学で、カルガリーの南西部に位置している。
 現在 920 名の学生が在籍しており、1 クラス 24 名の小規模という目の行き届いた教育環境の中で、人文、科学、技術などを学んでいる。
 インクルージョンアルバータの支援を受けながら、1 年間に 3 名の知的障碍学生を受け入れている。

2 プログラムサポーター、障碍学生、保護者の思い

 プログラムサポーターのバネッセ氏は、3 名の障碍学生のうち 1 名をサポートしている。
 障碍学生のケロップさんに対して、学習や学内の設備が使いやすくなるよう支援している。
 クラス外の活動についても、ケロップさんのボランティア活動を支援したり、彼のアルバイト活動などの支援もしたりしている。
 ケロップさんは現在ペットショップでアルバイトをしている。

 

【引用おわり】

 知的障害のある学生ケロップさんは、インクルーシブ教育のプログラムサポーターのバネッセ氏から支援を受けている。
 学内の生活が充実したものになる支援がなされている。
 また、学外におけるアルバイトも支援を受けている。
 ていねいな支援のおかげで、ケロップさんの大学生活は成長を促すものなっていると言っていい。      
  
 (ケー)
 カナダ州政府はインクルーシブ教育に対する支援に力を入れている。
 補助金額も年々増加している。
 ただ、今後も続くかという危惧はある。
 障害のある学生の卒業後の就労がうまくいくようにする必要がある。
 そうしたことでインクルーシブ教育の成果が判断されるためだ。

 以下において、そうした内容が詳しく述べられている。  
 本報告書の引用は第155回目だ。
 
 

【引用はじめ】

file:///C:/Users/仁/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/ZKHT9TQV/kaigaishisatsu.pdf
諸外国における 知的障碍者の大学進学 ~アメリカ・カナダ・オーストラリア・韓国の現状~
社会福祉法人鞍手ゆたか福祉会 海外知的障碍者高等教育研究班
長谷川 正人・長谷川 美栄・志免木 章・井手 祐輔/他
2016年11月30日

第2章 カナダにおける知的障碍者の大学進学

第5節 カルガリー大学の取り組み

5 資金提供をする州政府の立場

 州政府は、インクルーシブ教育を支援しており、補助金は年々増えていっている。
 しかしながら、政府機関であるため様々な規制があり、自分たちの考えや思いが容易には実現できないこともある。
 そのような場合は、あきらめずに直接的な関わりをしっかりと持って協力し合っている。
 今は、インクルージョンアルバータの取り組みに理解もあり、支援をしてくれているが、将来的にその理解や支援がいつまでも継続されるという保障はない。
 継続のためには、非常に労力が必要である。
 州政府は、今、資金を提供した結果としての障碍学生の就労状況について強い関心を示している。

 

【引用おわり】

 現在取り組んでいるインクルージョンアルバータをさらにブラッシュアップすることである。
 障害のある学生にとって、大学生活を有意義なものにする。
 結果的に、卒業後の適切な就労につなげたい。     
  
 (ケー)

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